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読書感想で検索した結果:30件
これは三島由紀夫の自伝的小説である。三島由紀夫はこの小説で作家の地位を確立したと言われている。私は以前、三島由紀夫を読もうと思い立って「金閣寺」を読んだはいいが、難解すぎて挫折してしまったという苦い思い出がある。しかし、これは非常に読みやすく、同じ人物が書いたとは思えない文体であ...
看護学校の課題で、闘病記の感想文です。 どうぞ参考になさってください。
1. スカーレット 両親や男性からもてはやされていたからか、冒頭は自意識過剰で自己中心的な人間だなと、まったく好感が持てなかった。名作と呼ばれる映画の主人公がこんな女だったのかと驚いた。しかし、彼女の行動を見ていくうちに、段々と憎めない人だなという気持ちに変わっていった。メラ...
ブレヒト 『ガリレイの生涯』 を読んで 〜伝記中のガリレイをしのぶ〜 子供の頃、僕は伝記を読むのが好きだった。子供向けの伝記というのは、偉人の生涯の、いわば良いとこ取りをした物なわけで、彼の生涯における正の部分のクローズアップともいえよう。多少、道徳的にまずいエピソードが...
私は仏教系の幼稚園に通い、キリスト教系の高校へ進学し、そしてまた仏教系の大学に入学した。それぞれの時代で感じたこと、学んだこと、考えたことはそれぞれあるが、二つを比較することも深く知ろうとすることもなく過ごしてきたように思う。しかしこの本を読んでいて、特にイエスのことに触れた部...
人間失格 第一の手記 第一の手記で葉蔵は自身幼年期を語っている。恥の多い生涯を送って来た。 彼には、人間の営みというものが何もわかっていなかった。自分の幸福の観念と、世の中...
読書感想文、夏目漱石、『坊っちゃん』を読んで 原稿用紙6枚
「三四郎」を読んで 時代を反映した小説を著してきた漱石は「三四郎」でも、明治の時代に対して警告を鳴らした。明治42年に朝日新聞に連載された「三四郎」は、新聞小説がリアルタイムに情報を発信できるという特性を生かして、社会批評を客観的かつ冷静に展開している。例えば広田先生が、日本に...
エミール」はルソーの教育理論を語った書である。書名にもなっている「エミール」は、ルソーが自分の教育理論を実践するために架空に創り出した、子供で、生まれた時からルソーの教育理論に従って育てられる子供である。 「エミール」では、ルソーは学校教育について語っているのではなく、家庭内教...
これはポルトガルからやってきた布教師ロドリゴの信仰の変質の物語ではなかったかと思う。江戸時代鎖国下、先に不況へ日本へ行ったフェレイラが棄教したという噂を聞いてロドリゴはその目でそれを確かめるまで信じられなかった。もしそれが本当だとしたらフェレイラは屈辱的敗北をしたのだろうと彼は予...
道徳的人間と非道徳的社会 By.Rニーバー 2013-01-07 『道徳的人間と非道徳的人間』は1932年代に出版された本である。本書に掲載されてある資料は時代遅れになっているが、いまだに多くの人に読まれている。それは、本書で扱っている話題はいまを生きている我々にも重要な課題とし...
本書は、1966年に執筆された国際政治に関する著作である。1960年代といえば主に、米ソ間の冷戦時代である。冷戦が終結した現在から見れば、本書はかなり時代的に古いものになるが、文章も比較的平易でわかりやすく、わずか204ページの文章でまとめられており、国際政治の入門書として今もな...