狭小住宅をみる

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    資料紹介

    敷地は田園都市線二子新地駅から徒歩8分、道路を2本挟んだ川沿いに位置していて、敷地形状は旗竿状である。雑誌記事コピーの配置図を見てわかるように、建物が飲み込まれるように隣家が多く密集している。そのため道路側からは細長いアプローチを通したポーチしか見えず、建物全体のかたちを知ることはできない。しかし窮屈な外観とは裏腹に内部空間はなかなか開放的である。というのはアプローチから最奥のスペースまでゆるくひと続きになっているため、居住スペース、オフィススペースといった空間の区別が曖昧になっている。これにより回廊型の抜けるような空間が実現している。
    「建築文化no.670」では大きなテーマとして「現代日本の住宅力」を掲げている。ここで言う「住宅力」とは経済の停滞というネガティブな状況から反発するように生まれた住宅デザイン力のことであり、主に住宅建築の空間的創造性に焦点があてられている。よって雑誌全体からみても都市計画的記述はあまりみられない。「二子新地の住宅」においては敷地形状の特殊性と採光の悪条件が述べられており、また日本で今後このような特殊形状の敷地が増えることを予感させる内容である。しかし、読み進めてみるとやはり敷地条件を生かした内部空間の巧みさが大きく取り上げられている。写真は主に内部空間を撮ったものが多いが、住宅の密集した地域であることが分かる遠景写真が一枚ある。図面では内部における地上からのレベル差を表したものと、プラン、配置図が載せられている。1階プランと配置図からは、住宅の道路接続や密集する隣家との距離感が見てとれる。また「建築文化」以外に「ディテールno.162」でも同じ住宅が取り上げられていたので参照したところ、やはり内容は「旗竿状敷地を逆に生かす」という点が主なところであった。また写真、図ともに内部の様子を表すもので外部状況はほとんど分からない。私見だが「建築文化」は実際的なところを、「ディテール」は概念的なところを主に扱う印象を受けた。

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    住宅計画概論 ~狭小住宅~   
    所在:神奈川県川崎市高津区 建築設計:納谷建築設計事務所 構造設計:かい構造設計 主体構造・規模:片持ちRCラーメン構造・地上2階 敷地面積:107.66㎡ 建築面積・建蔽率:52.35㎡・48.6% (許容80%) 延床面積・容積率:88.02㎡・81.8% (許容224%) 地域地区:近隣商業地域・第3種高度地区 最高高さ:5.8m 竣工:2004年1月
    1.今回私が選定した住宅は「二子新地の住宅」主に参照した建築雑誌は「建築文化no.670」である。
    敷地は田園都市線二子新地駅から徒歩8分、道路を2本挟んだ川沿いに位置していて、敷地形状は旗竿状である。雑誌記事コピーの配置図を見てわかるように、建物が飲み込まれるように隣家が多く密集している。そのため道路側からは細長いアプローチを通したポーチしか見えず、建物全体のかたちを知ることはできない。しかし窮屈な外観とは裏腹に内部空間はなかなか開放的である。というのはアプローチから最奥のスペースまでゆるくひと続きになっているため、居住スペース、オフィススペースといった空間の区別が曖昧になっている。これにより..

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