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功利主義の妥当性について −シンガーの議論を事例に−
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(1) 問題意識 哲学の講義の中で再三にわたって取り上げられた功利主義の発想。特に最終講義での生命倫理との関連においては、うなずかざるを得ない場面もあり深く考えさせられました。 また自身が学んでいる国際関係学の分野の議論においても、常に考えさせられるのが政策決定と功利主義的発想との関係です。戦争早期終結のための原爆投下や、開発独裁といった政策決定を議論するうえで功利主義の発想は欠かせず、かつ、いつまでも自分の中で納得し切れないものでありました。 以上のような問題意識から今回このレポートを書くにあたって功利主義的発想を取り上げ、特にレジュメにあったシンガーの議論を題材としてその妥当性を議論してみようと考えました。 (2) 功利主義についての客観論 2.1功利主義とは 功利主義(Utilitarismus) =行為の結果を有用性の原理に従い評価する倫理学。 行為の功利主義と規則の功利主義とがある。 2.2功利主義の前提 利己主義的な幸福主義であるとして非難される快楽主義は、古代から近代への過程で社会倫理的な転回をとげて、功利主義となった。…客観化され量的に測ることのできる幸福が捨象されるとすれば、…ベンサムは功利の原理「最大多数の最大幸福」を定式化する。したがって、公益が最大化されるべきである。そのときどきの経済的繁栄や政治体制によって、ある最小限の割合がうまくいっていないこと、もしくは裕福な社会の周辺に多かれ少なかれスラム街が存在すること―こうした事情は、功利主義者にとっては不可避であり、道徳的に許容できるものである。 2.3功利主義の変遷 古典的な功利主義は、それぞれ個々の状況に関連した状況を、すぐさま功利の原理でチェックしようとする(行動功利主義)が、近代の功利主義は、こうした倫理的な基準を規則に向かわせる(規則功利主義)。
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アップロード日 2005/12/13
by
red
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レポート
哲学
功利主義
シンガーの議論
Utilitarismus
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最新更新:2005/12/19 16:27
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