法学読書5

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    ★死刑 2009年02月23日 森達也 ●僕は何だろう。少なくともボランティアではない。本を書くために、つまり死刑がらみでなにかネタはないかと思ってここにいる。思想や信条はない。淡いものはあるけれど、それは思想や信条ではなくて情緒だ。さらに好奇心。●僕も僕たち家族も、大勢の人が平穏に暮らしている崖の上の平らな土地にもう一度のぼりたい、そう思っていることに気がついたのです。ところが、崖の上にいる人たちは、誰一人として「おーい、ひきあげてやるぞ!」とは言ってくれません。代わりに「おまえのいる崖の下に、こいつらも落としてやるからなー。それで気がすむだろう」被害者と加害者をともに崖の下に放り出して、崖の上では、何もなかったように、平和なときが流れているのです。●天敵はもういない。でも群れで暮らす動物としての強い警戒心は、不安や恐怖の感覚として遺伝子に刷り込まれている。つまり鋳型がある。だからこの凹みに何かを嵌め込みたくなる。こうして人は、違う群れ(共同体)に暮らす同属を、仮想敵として警戒するようになった。この警戒心が極度に高まったとき、人は家族や同胞、そして自分を守るつもりで、この仮想の敵を攻...

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