B9―分子生物実験Ⅱ 形質転換

閲覧数1,128
ダウンロード数0
履歴確認

    • ページ数 : 5ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    タグ

    理系物理学実験遺伝子DNA

    代表キーワード

    分子生物実験物理学

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    1.目的
     現在の生物学の研究に欠かすことのできない遺伝子組換え技術は,生物を分子レベルで理解する現代生物学の産物であり,その知識がなければ生命現象を深く理解することはできない.本実験では,形質転換という,ある細胞に人為的に外部から遺伝子を導入することによって,その細胞が元々は持っていなかった性質を付与する遺伝子組換え技術を体験する.
    2.概要
     E.coliを化学的に処理することにより,細胞外のDNAが細胞内に入ることができる状態(コンピデント(competent))にする.この状態のE.coliに抗生物質耐性遺伝子を取り込ませ,抗生物質に感受性であるE.coliに抗生物質耐性の形質を付与する.また,蛍光を発するタンパク質の遺伝子を取り込ませる実験も併せて行う.
    3.実験結果
    図1.E coli培養の結果
    -DNAのほうには菌が繁殖している.Ampを投与した-DNAのほうには菌が繁殖していない.+DNAのほうは2つとも菌が点々と繁殖している.
    図2.UVを照射したE coliの培養結果
    UVを照射するとアラビノースをまいた+DNAのみ発光していることがわかる.
    4.検討事項
    (1)D...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。