A女は酒に酔った勢いで、三ノ宮駅前において「ヘルプ・ミー」とふざけて叫んだ。そのため、A女が暴漢に襲われていると勘違いした留学生B男は、Aを介抱していたAの友人C男の腹を蹴り上げたところ、Cはその際に生じた内臓破裂が原因で死亡した。Bは有罪か、あるいは無罪か。(A判定・2090文字)

会員540円 | 非会員648円
ダウンロード カートに入れる
ページ数2
閲覧数252
ダウンロード数0
履歴確認

    ファイル内検索

    タグ

    刑法問題正当防衛緊急避難事件留学事例故意過失学生

    代表キーワード

    刑法

    資料紹介

    正当防衛 緊急避難 必要性 相当性 補充性 法益の均衡 誤想過剰防衛 誤想防衛 過剰防衛 故意犯 過失犯 ヘルプミー事件

    資料の原本内容( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    A女は酒に酔った勢いで、三ノ宮駅前において「ヘルプ・ミー」とふざけて叫んだ。そのため、A女が暴漢に襲われていると勘違いした留学生B男は、Aを介抱していたAの友人C男の腹を蹴り上げたところ、Cはその際に生じた内臓破裂が原因で死亡した。Bは有罪か、あるいは無罪かについて述べたいと思う。
     まず、正当防衛と緊急避難の違いについて説明したいと思う。正当防衛と緊急避難とは、いずれも緊急事態のもとにおける行為であるが、正当防衛が「不正=違法」な侵害に対する反撃であるのに対し、緊急避難は「危難」を無関係な第三者に転嫁するものである点で異なる。たとえば、暴漢が突然襲ってきたのでそれに反撃するのは正当防衛であり、火事のさいに逃げ場を失って、無関係な第三者の住居に無断で入り焼死を免れるのは緊急避難である。
    正当防衛は「急迫不正の侵害」、緊急避難は「現在の危難」に対してのみ許され、過去の侵害や、将来の侵害に対しては許されない。3日前に殴られたので殴り返すのは、復しゅうであり、3日後に殴られそうなのであらかじめ殴るのは、単なる攻撃である。「やむを得ずにした行為」という要件も両者に共通であるが、正当防衛の場合に..

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。