連関資料 :: 枕草子とは

資料:7件

  • 学生アンケートから捉える枕草子
  • 日本文学講読? 課題レポート  授業のまとめ 学生のアンケートより    まず初回に行った「『枕草子』や清少納言について知っていること」というアンケートから、私たちがいかにそれらについて誤解を持っているかを理解することができた。特に私が誤解をしていた点を中心に述べていきたい。  一つ目に清少納言の「少納言」は、父親が少納言だったことからそうよばれたという誤解があった。少納言は本名ではないことは知っていた。しかし少納言というのは特別待遇の女房につけられる名であるということをはじめて知った。
  • レポート 日本文学 枕草子 清少納言 定子
  • 550 販売中 2006/08/13
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  • 土佐日記・蜻蛉日記・枕草子概説
  • 平安時代に入り初めて仮名書きの日記文学というジャンルが成立するが、その嚆矢というべき作品が紀貫之の『土佐日記』である。紀貫之は『古今和歌集』の撰者として活躍ののち、延長八(九三〇)年、土佐守として下る。その任期を終え、承平五(九三五)年帰京するまでの五十五日間の旅を描いた作品である。冒頭「男もすなる日記といふものを女もしてみむとてするなり」の一文に、女性仮託による日記表現を行おうする意識がうかがえる。その理由として、漢文日記の堅苦しさから離れ、私的な内容を感情のままに執筆しようとしたものと考えられる。日記の内容を佐藤氏は「(1)亡くなった女児に対する悲しみ。(2)人間の利己心。(3)望郷の念。(4)貫之の歌論」※1と述べている。辛辣な表現、時にユーモアをまじえ、帰京までの出来事を虚構を交えながらも淡々と並べている中に、物言う「童」の存在が目を引く場面が見られる。貫之はこの童に自らの感情や思想を託したと言えよう。女性仮託の形式で日記の内容に自由性を与え、さらに屈託のない「童」の存在を置くことで、貫之の行動や言動に客観性を持たせようとしたことは偶然とは思われない。任地で亡くした女児への思
  • 土佐日記 蜻蛉日記 枕草子 日本文学 平安文学
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  • 枕草子 講義で取り上げられた章段からの考察
  • この講義中で取り上げられた章段の中で私が特に清少納言の人柄を感じることができて興味を持つことができた段を中心に述べていきたい。  まず、二九八段「僧都の君の御乳母のままなど」について述べたい。この段は下男が西京の火事(左馬寮から出火)で家が全焼し、家財道具も持ち出す暇もなく逃げてきたので生活に困窮し、日々他人の家に宿借り状態で助けを求めてきたという話から始まる。話の内容としては、清少納言が「どうしたのか」と対応し、事情をききだす。下男の泣き言を聞いてその場にいた周りの人が笑い出し、清少納言が「なぜ草を燃やすだけの火事だったのに、よどのは残らなかったのでしょうね」という歌を詠み、「おあげなさい」と投げてやる。それを読んだ女房たちは大声で笑い、「ここにいらっしゃる人が、家が焼けたことをかわいそうに思ってくださるのだよ」といって手渡す。「何がいただける書付なのでしょう」と下男は尋ねるが、女房は「読めばいいではないか」とあしらう。しかし下男はそれを見ても、文字の読んだりする教養を身に着けていないのでよむことができない。「人に読んでもらいなさい。そんなすばらしいものをもらって、なぜくよくよする必要があるのか」と言い捨てて女房たちは大笑いし、お前に参上する。参上してからもそのことを話題にして笑い騒ぎ、中宮も「突拍子もないひとたちだ」とお笑いになった、ということである
  • レポート 日本文学 枕草子 清少納言 紫式部
  • 550 販売中 2006/08/13
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  • 中学国語科模擬授業案 枕草子について
  •   国語科教科教育法A 模擬授業指導案   一二〇四〇五三  小林由布子 授業テーマ : 「古典を身近に読もう!」 設定学年 : 中学二年生 教材・使用目的 : 『枕草子』(第一段) 清少納言 『桃尻語訳 枕草子(上)』 橋本治 一年生で古典の導入(『竹取物語』)を学び、苦手意識が芽生えやすいこの時期に、興味をそそり、かつ理解しやすい教材で授業をすることにより、古典の身近さを体感させ「難しい・堅苦しい」等のステレオタイプを取り去る。    四、 学習指導目標 :  ・ 古典に対する苦手意識を解く。 ・ 桃尻訳で大意をつかみ警戒心が和らいだところで、古典的仮名遣いや語句、文法、本文へと自然にアプローチ。文章の詳細にまで理解が行き届くよう努める。 ・ 最終的には各自で全体の口語訳・要約が出来るようにもっていき、作者の心情を探らせる。 五、 全体を通しての留意点 : ・ 小さなことでも、常に褒めるのを忘れない。        ・ 楽しいムード作りを心がけ、一方的な授業                  にならないよう心がける。                   学習指導計画案 一 時 間 目 予  習 ② 展開 その一 (六分) ① 導入 (十分) 時間 ・本文朗読 ・感想を求める ・挨拶 ・取り上げる作品、作者について説明 ・本文書き写し ・語句調べ 活動内容 ・「では読んでみましょう」 生徒に一度読ませてから、教師がもう一度読む。 教師は読む前に、文中の区切りの所にマーカー等 で斜線を入れるように指示し、教師も区切りを意 識して音読する。 ・この時点での正直な感想を聞き、挙手させる。 「意味わかる?わからない?」 「どう?情景がイメージできた?しにくい?」 ・起立、礼、着席 ・「今日から古典に入ります」   ・作品『枕草子』 清少納言の随筆集。作者が宮仕えしていたころに見聞きしたことや季節の感想、人生観などを折に触れ書き記したもの。簡潔な文章や適切な表現を通して、その知識の豊かさや光る才能が感じられる。 ・作者 清少納言  本名、生没年は未詳。平安時代中期の歌人清原元輔の娘。一条天皇の中宮定子に仕え、才女として知られるも、晩年は不遇な人生を送ったと伝えられている。 ・ノートを横向きにして、その上半分に本文を写させておく。その際、本文の両サイドに十分な行間を取っておくよう伝える。本文の左側には要注意の文法事項、右側には二時間分の授業を終えた後に復習の意を込めて口語訳を書かせる。 ・ノートの下半分にわからない語句を抜き出し、辞書で調べておくように伝える。 指導内容詳細・指導する時の留意点 一 時 間 目 ④ 展開 その三 (五分) ③ 展開 その二 (十分) ② 展開 その一 (続き) 時間 ・今日の授業のテーマに触れる ・桃尻語訳のプリントを配布 ・再度、感想を聞いてみる ・桃尻語訳について、プチ解説 活動内容 ・「古典って聞いたり文章見たりするだけで、なんだか堅苦しくて難しそうなイメージ持ってしまいがちだけども、実はこんなに身近な題材を端的に述べているだけ。ただ、はじめに文法や語句などを覚えるのが少し大変なだけなんです」 ・「それじゃ、今日はこんなちょっと変わったプリントを持ってきたので、読んでみましょうか!」 ・配りながらリアクションを見る。 (ざわめく?笑う?じっと読む?)  全員に行き渡ったところで、生徒を指名して音読させる。(できればムードメーカー的な子どもに) ・「どう?さっきと比べて、何かちょっと印象変わった?」(「変わらない!」
  • レポート 日本文学 模擬授業案 教職 国語
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  • 枕草子 第八十段 「里にまかでたるに・・・」段
  • 〔章段の概要〕  作者が、里邸に退出していると、殿上人が尋ねてくるのをも、人は穏やかでないうわさを言い立てるようである。しかし、作者は特に何か深い意味があって退出しているわけでもないので、腹も立たない。しかしあまりにも煩わしいので、今度退出したところは、左の中将経房の君済政の君といった少数のみが知っていた。  そこに左衛門の尉則光が尋ねてきた。則光が言うのには、藤原斉信からしつこく作者の退出先を教えろといわれ、嘘をつくのはつらかった。そして、隣では経房がすました顔で全く知らないといった様子で座っていたので、目があったら吹き出してしまいそうだったので、苦し紛れに、海藻をとってそれをほおばり、ごまかした。ということである。作者はそれでもなお、則光に「絶対に教えてはなりませんよ」と告げる。  それから何日かたって、滝口の武士が則光からの手紙を持ってやってきた。それによると、明日の御読経の結願の日ということで、斉信が宮中にこもっている。作者の「居場所を教えろ」ときつく言われるので、教えてもよいか。言うとおりにする。 といった内容のものだった。作者は返事は書かずに海藻を一寸ほど紙に包んで使いに持たせた。  その後、やってきた則光が「いつかの晩は、宰相の中将(斉信)責めたてられた挙句、でたらめなところを連れまわし、ひどい目にあった。どうしてどうしろという返事は無く、海藻の切れ端などよこしたのだ。何かの間違いか」という。海藻を包んだ意味を全く理解していないことが癇にさわり、  かづきする あまのすみかを そことだに   ゆめいふなとや めをくはせけむ  と、書いて簾の外に差し出したところ、則光はその歌の書いてある紙切れを扇ぎ返して退散していった。
  • レポート 日本文学 枕草子 清少納言 橘則光
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  • 枕草子 日記的章段以外について自由に論じる
  • 『枕草子』には清少納言が出仕した定子皇后周辺の宮廷社会を振り返った日記的章段以外に日常生活や四季の自然を観察した随想的章段(「春はあけぼの」の段はここに分類されるといわれている。)、「虫は」「木の花は」「すさまじきもの」「うつくしきもの」に代表される「ものはづくし」の「類聚的章段」に分けられる。『枕草子』は、自然、人事の万般にわたって多彩な話題を、様々な形式であらわしている。  まず随想的章段について述べていきたい。 『枕草子』の冒頭では、現代にも通じる日本人の季節感覚、自然の微妙な移り変わりや人情などがするどい感覚でとらえられ、的確に表現されている。また宮仕えに生きている清少納言の生活と心情も表されている。四季を「をかし」「あはれなり」「つきづきし」「わろし」などの言葉で表されるものは、それらが視覚、聴覚、触覚などの感覚と直結している。また、『枕草子』には「あはれ」について語られることが少ない。それが語られるとすれば、多くは鳥や虫や草などにあらわれる。冒頭の段はそのことがよくわかる段である。清少納言の感性は、教養にまで高められているようにとらえられるものである。この表現は、『枕草子』全体に通じる特徴がある。さらに、風流のことでいえば、秋についてかかれているところでカラスと雁について述べられている。風流という観点からいえば、雁のほうが明らかに風流であるといえる。カラスの風流のランクとしてはかなり低い。
  • レポート 日本文学 枕草子 日記的章段 清少納言
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