生きている社会2

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    資料の原本内容

     人は、動物にはないであろう物欲を持つようになって、本来の種の保存より自己の保存をとるようになった。そのため、自己の消滅にあたる「死」をとても恐れ、かつてから死を逃れるため、様々な手段が吟味されてきて、化学、特に医学が発達した。環境の整備、薬、手術など、自然の摂理に逆らった行為により寿命は比較的に延びた。しかし、やはり人間も一生物であり限度がある。また、その医学の進歩により、自分の終わりを知れるようになってしまった。では、そんな時の治療、終末医療は、一秒でも患者が長生きするように努力すべきなのか。ある意味、正しい、それが患者の望むのであれば。しかし、多くの場合、「終末医療」というだけあって、医療も両刃の刃となり、患者に大きな負担と苦痛を与えてしまうだろう。
    そんな大きな負担も少しの延命にしかならないのならば、残り少ない命、もっと有意義に使いたいと思う患者が多いだろう。だが、医者や残される家族は、そうと知りながらも延命を望むだろう。このように、いろいろな意見がいり混じるものとなってしまうだろう。だから、医者は様々な意見を聞き入れるために、作業の忙しさから流れ作業になりがちだが、患者と同じ立場になり、患者に不足している医学的知識を与え、医者としての意見も述べて、患者に自分の判断を下らせるようにしないといけないだろう。いや、終末医療に限らず、患者の命に関わる普段の医療からそうし、患者と医者の間にしっかりとした太い関係を築き、患者との信頼関係を持てるようにすべきである、いやしなくてはならない。

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