【レポート】P6507 英語史 第一設題  A判定

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    内容説明

    『中英語期にイングランドに入ったフランス語の種類について述べよ』
    Ⅰ.中英語期
     英語期を古英語、中英語、近代英語、現代英語と分ける考え方は定着しているもののその期間はあいまいである。それは英語における変化が急激に切り替わった訳ではなく、あるきっかけをもって変化が生じているのでどうしても境はあいまになる。しかし中英語期はノルマンコンクエスト~大母音推移が起こった期間と定義して間違いないだろう。
    そこで、中英語期に入ったフランス語を考えると、ノルマンコンクエストによって流入したフランス語がこの時期に入ったフランス語であり、アングロ・ノーマン(Anglo-Norman=AN)と呼ばれている。もちろんその後もフランス語は流入してくるのだがそれは近代英語期以降に流入したパリ中心のフランス語(Central French=CF)であり、「中英語期にイングランドに入ったフランス語の種類」はANということになる。
    Ⅱ.中英語・近代英語の流入フランス語比較
    AN系の単語(中英語期)の特徴はセントラルフレンチ(近代英語期)と比較することで明らかになる。
    子音の前の‘S’の消失
    フランス語において12世紀

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    『中英語期にイングランドに入ったフランス語の種類について述べよ』
    Ⅰ.中英語期
     英語期を古英語、中英語、近代英語、現代英語と分ける考え方は定着しているもののその期間はあいまいである。それは英語における変化が急激に切り替わった訳ではなく、あるきっかけをもって変化が生じているのでどうしても境はあいまになる。しかし中英語期はノルマンコンクエスト~大母音推移が起こった期間と定義して間違いないだろう。
    そこで、中英語期に入ったフランス語を考えると、ノルマンコンクエストによって流入したフランス語がこの時期に入ったフランス語であり、アングロ・ノーマン(Anglo-Norman=AN)と呼ばれている。もちろんその後もフランス語は流入してくるのだがそれは近代英語期以降に流入したパリ中心のフランス語(Central French=CF)であり、「中英語期にイングランドに入ったフランス語の種類」はANということになる。
    Ⅱ.中英語・近代英語の流入フランス語比較
    AN系の単語(中英語期)の特徴はセントラルフレンチ(近代英語期)と比較することで明らかになる。
    子音の前の‘S’の消失
    フランス語において12世紀...