連関資料 :: 緑化

資料:17件

  • 緑化ネットワークとは
  • 緑化ネットワークとは? 緑化ネットワークは、砂漠緑化・砂漠化防止を目的としたNPO(特定非営利活動法人)です。 1999年夏より設立の準備を開始。同年11月には活動の場所を中国内蒙古自治区通 遼市のホルチン砂漠に定め、通遼市政府と事業提携に合意。2000年1月に設立総会を開催。2000年3月より同市政府との共同事業を開始しました。4年間で約230万本、約700haの植林を行いました   当会の緑化活動は、次の3つの考えを基本としています。 緑化を必要とし、かつ緑化する価値のある場所での活動 地域住民に対する適切な支援・協力 支援の主体である市民(日本人)の積極参加 地球規模での自然環境、
  • 全体公開 2007/12/21
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  • 砂漠化と緑化
  • 砂漠緑化団体 地球緑化クラブ 当団体の目指す活動 近年の砂漠化拡大の原因は明らかに人為的なものだ。気候の変動により砂漠化している地域も含め、何らかのかたちで人々の生活習慣・生活様式などが係わっている。  私たちの活動している中国内蒙古自治区の砂漠化に対する最大の要因はヒツジ・ヤギの過放牧である。これは自然の回復能力を上回る数の家畜を放牧することで、草が根こそぎ食べられ砂漠化するものだ。根茎も食べつくされるため翌年新しい芽が出てこなくなり、そして根がなくなることで砂の移動が起こる。露出した砂地には木や草など風を遮るものがなくなることで風が吹き抜けるようになり、あるきっかけ(木の切り株や石などのある場所)で砂が集まりはじめ、それが流動化し流動砂丘となり植生のある地までも飲み込んでいく。  これ以外の原因に木材や薪確保のための樹木の伐採、過開墾など様々な要因があげられる。これらはいずれもその地に住む人々の生活習慣やその地の産業が大きく係わっている。そして砂漠化の進む地域には必ずといってよいほど「貧困」という問題も潜んでいる。  貧困の原因は様々だが、私たちの活動地クブチ砂漠周辺を例にすると、農業を行なうにも少雨で植生が不安定で簡単な作物しか育たず、旱魃が起これば収穫量も激減する。だからある程度安定した収入が得られるヤギやヒツジを飼うことで生計を成り立たせることが、最もこれらの地に適しているといえる。しかし生活が十分に潤うほどの収入は得られず、粗放農業地や放牧地では貧しい人が多いのが現状だ。そういった人たちがより豊かになろうとすれば、家畜の頭数を増やすほかなく、気がつけば過放牧となり砂漠化が進み、放牧すらできない環境に陥ってしまう。こうして砂漠化は更なる貧困を引き起こし、悪循環を続けてしまうのだ。 「砂漠化の背景」でも書いたとおり、ヤギ・ヒツジの過放牧は砂漠化の大きな原因である。特にヤギは草の根までも食い尽くすことから、砂漠化しつつある地域にも放牧できる利点がある。しかし同時にこれらの地域に決定的なダメージを与えてしまう。カシミヤはヤギの仲間。ここ数年、日本ではカシミヤセーターなどの価格が下がっているが、これは企業努力もあるだろうが、それ以上にカシミヤヤギの数が増えたことが原因である。つまり消費者がカシミヤのセーターを安く買おうとすれば、それだけ砂漠地帯(半砂漠地帯)のカシミヤの数が増え環境が悪化していくことになる。近年の急激な砂漠化とカシミヤの値段の下落はとても密接な関係がある。  砂漠に住む人々がカシミヤをいくらたくさん飼っても、毛を買ってくれる企業がなければ意味がない。しかし、今は日本などが大量に買い付けるため、十分に売ることができる。もっとも、数が増えた分競争が生まれ、毛自体の値段が安くなってきている。牧民はこの価格差を補うためにさらに頭数を増やすしかない。こうして、カシミヤ産業は発展と共に砂漠化という問題を引き起こしてしまう。  しかし、私達はここに砂漠を緑化する大きなヒントがあると思っている。カシミヤを飼うことで砂漠化が進み、いずれはカシミヤ自体を飼うことができなくなることを企業・牧民共に理解することができれば、新しい家畜を飼うスタイルが生まれるはずだ。今までは自由に放牧してきたが(クブチ砂漠周辺では2001年より政策により禁牧、ただし牧民達は夜中に放牧するなどしている)、牧草を同時に育てる技術を身につけることができれば砂漠は草原というかたちで回復し、牧民も家畜の数を増やすことができ企業も安く安定してカシミヤを買い付けることができる。  この
  • 環境 日本 中国 経済 企業 緑化 地域 問題 ボランティア 砂漠化
  • 全体公開 2007/12/21
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  • 半砂漠の緑化
  • 砂漠緑化団体 地球緑化クラブ 当団体の目指す活動  気候条件や地理条件により砂漠緑化の戦略は違ってくる。この戦略を誤ると、緑化資材を無駄にしてしまうばかりか、地元住民の強い反感を買う事に繋がってしまう。  ここでは地理条件(気候条件)を半砂漠と流動砂丘の2つにわけ、それぞれの地で行なう当団体活動の基本戦略を紹介する。  これを基本に、それぞの活動地での緑化方針や計画がたてられる。ただし、ここに記載している内容は、本当にごく一部の内容にすぎない。砂漠緑化を進めていく為には、更に深い部分での計画や方針があることをご理解頂きたい。 <農地としての緑化、開発>  はじめにお断りとして、ここでいう「半砂漠とは」一般的な気候部分での区別ではなく、砂漠化の恐れがある地域、砂漠化の兆候が見え始めた地域、流動砂丘に隣接する地域などを指す。  半砂漠の土地でも農業は盛んに行われてる。私達が緑化活動を行なっている達拉特旗(ダラトキ)での一般的な農業は、広大な土地に飼料用のトウモロコシ、コムギ、コウリャン、油用のヒマワリなどの栽である。しかし、どの作物も大変安値で、唯一高く売れるコムギも水を比較的多く使うため栽培できる地域が限られる。したがって、農業を行っている人々も「豊か」といえる生活とは程遠い暮らしを強いられている。  では、どうすれば彼らを豊かにし、そして同時に緑化をすることができるのだろうか。ここでのポイントは、「いかに今まで現地で行われてきた農業の技術を生かせるか」だ。新しい最先端の技術を導入しても、現地の人々はついてこれない。たとえついてこれたとしても、機械が故障したり資材が不足したりすれば、彼らの力ではどうにもできなくなってしまう。明治時代にパソコンを持っていくようなことはしないほうがいいということだ。私達は例えば飼料用トウモロコシをスイートコーンに変えるなど、今までの技術そのままで、作る品種だけを変えればいいのでは?と考えている。実際現地でスイートコーンの栽培を行ったところまったく問題なく、しかも日本で作るよりも味の良いものができた。  また、簡単な温室を建てることにより冬場の仕事が確保できる。今までは、冬は-30℃近くまで気温が下がるため放牧以外の仕事はできずにいた。しかし、温室を建設することにより、冬場の仕事が可能になる。春先には温室で苗を作ることにより、より良い状態でしかも早く畑の仕事に移ることができる。さらにトウモロコシの茎を細かく粉砕したものをポット詰めし、キノコの菌を植え付ければ今までなかった産業がおこる。また、キノコの菌によって分解された菌床は畑の有機肥料として利用可能だ。キノコ栽培もヒラタケで実験を行なったところ問題なく発生させることができた。施設や道具も現地のものだけで行っているので現実的に見ても実用化は難しくない。このように、貴重な有機物を無駄なく利用することは、砂漠緑化だけに限らず農業をはじめ、生活していくうえでとても大切ではないだろうか。  灌漑ができるような比較的条件の良い地域は、果樹園をつくることも可能だ。しかし半砂漠という乾燥の激しい気候を考えると、栽培できる果樹は限定される。また、こういった地域で栽培できる果樹は、比較的容易に栽培できるものが多いため、大変安値でしか取り引きができない。しかしながら砂漠という農薬や化学肥料などにより汚染されていないという特性を逆に生かせば、他の地域で栽培されるものより希少価値が生まれる。肥料は下に紹介する方法で羊の「フン」が有効だ。果樹を植えることはそれだけでも十分「緑化」の役割を果たす。
  • 全体公開 2007/12/21
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  • 緑化の必要性
  • 1 はじめに  都市化にともない自然的環境が破壊されるなか緑の必要性が重要視されてきた。すると,屋上・壁面緑化など様々な緑化活動・対策が現在のままでは不十分であることに気づく。そこで,これからの解決策を論じていく。 2 概要  緑化の効果としてはヒートアイランド対策・断熱効果・大気汚染の浄化・建物の長寿命化・雨水の保水・水質浄化・生態圏の復活・菜園都市などがある。  ここで,屋上・壁面緑化について説明する。コンクリートやアスファルトは太陽熱を蓄える性質がある。しかし,屋上・壁面を覆った葉の表面から水分を蒸散しているため,蒸発作用にコンクリート熱が奪われる。よって熱がこもらない。これが屋上・壁面緑化をするメリットである。(写真1) 写真1 建設現場の壁面緑化風景(イメージ図) (http://www.greenwall.jp/)  また,子供達の成長には緑,土,水など自然物との対話が必要とされている。だから,学校での授業の一貫に自校の校庭などへの緑化活動を取り入れ,緑との接点をもたらすべきである。そうすることにより植物への愛情・興味が生まれると思う。  同様に,丸田もこう述べている。「スウェーデン,アメリカ合衆国など諸外国においてもみられる現象であり,両国では”環境教育”という名称で,立法化さえと積極的に活動している。」(1)  また,私は以前,砂丘に行ったことがある。緑が目に入ってこない砂丘の一角に長時間滞在した後,砂丘外の緑のある場所へ出てぱっと緑を見たときの美しさ、強烈すぎないインパクト,清々しかったという経験を今も忘れていない。  船瀬は,景観や風景への満足度は『「緑被率」三〇%で「緑視率」一〇%の場合,「満足」と回答するのは被験者の五〇%。ところが、おなじ「緑被率」三〇%でも,「緑視率」が三〇%に上がると「満足」回答は八〇%増えるのだ。』(2)という。
  • レポート 建築学 緑化 壁面緑化 ヒートアイランド
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  • 大同での緑化協力 カウンターパート
  • 大同での緑化協力 カウンターパート  国際協力で重要なのがカウンターパート。“国際”であるかぎり、日本側の条件だけで協力活動の成否が決まるなどということはありません。活動の舞台が外国である場合、カウンターパートの果たす役割が決定的に大きいのです。協力プロジェクトを“日本の小植民地”や“大規模な実験室”に終わらせないためにも、カウンターパートの役割や相互の十分なコミュニケーションが大切です。  GENは大同市青年連合会をカウンターパートに緑化協力活動をはじめました。当初は人事異動がはげしく、担当者も短期間で交替し、引き継ぎも不十分でなかなか思うような活動ができませんでした。植樹造林は50年、100年の仕事なのに、こんなことでは困ります。決まった責任者がある程度の期間継続して仕事にあたり、後継者にスムーズに引き継がれるような状況をつくりたい。そこで、大同市青年連合会のなかに、GENの緑化協力を専門に担当する部署をもうけてもらうことになりました。彼らが決めた名前は、緑色地球網絡大同事務所。「緑色地球網絡」は「緑の地球ネットワーク」の中国語訳です。私たちの現地事務所と誤解されるおそれもありまし
  • 全体公開 2007/12/21
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  • 大同での緑化協力 カササギの森
  • 大同での緑化協力 カササギの森  GENの緑化プロジェクトは、多くの場合1年きりの事業です。地球環境林の場合は、広大な土地に数年がかりで植えていくこともありますが、小学校付属果樹園だと、何年かぶりにツアーに参加した人が「前回行った村に行きたい」と希望しても、そこでの植樹はもう終わっているので作業もなく、植樹作業をしたいほかの参加者のことを考えると、なかなか「前に私が植えたあそこはどうなっているかな」なんて見に行くことは困難でした。  また、現地に行ったことのない会員からも、「漠然と緑化基金に協力するだけでなく、どこか具体的な場所、この森の緑化に自分たちが協力しているという実感のもてる場所がほしい」という声もありました。  さらに、大同事務所のスタッフも、あちこちの村を見たり日本に研修に来たりするうちに意欲がでてきて、「自分たちの裁量で自由に植えられる造林地がほしい」という希望がでてきました。  そういった声にこたえて、『カササギの森』プロジェクトが2000年秋にはじまりました。大同県聚楽郷で600haの土地の50年間の使用権を取得しました。そのうち約300haに植樹可能です。谷筋にはポ
  • 全体公開 2007/12/21
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  • 大同での緑化協力 ワーキングツアー
  • 大同での緑化協力 ワーキングツアー 黄土高原ワーキングツアーの実施予定は、 イベント欄 に載っています。  協力開始当初から毎年春と夏、ときには秋にも派遣し続けてきたワーキングツアーの参加者は、協力団体のツアーもふくめると延べ2,300人を超えました。黄土高原の農民たちといっしょに汗を流して木を植えるのはもちろん、都市に住む中国人でさえ知らない内陸部の農村での体験は、参加者それぞれがさまざまに感得するものがあるようです。      木を植えるといっても、スコップを持つのも初めての日本の都会人が役に立つはずがありません。最初は村人のあざやかな手つきに感心するばかりですが、2、3日もすれば多少は慣れてきます。村中総出の小学校付属果樹園の作業では、「子どもたちががんばるでしょ、負けるわけにはいかないから」と張り切る若い参加者たちに、「日本人はよく働くなぁ」と村人たちも感心しますが、いかんせん長続きしません。さいわい作業は2~3時間で終わりますが、そのころにはみんなへとへと。作業後も元気に走り回る子どもたちを見て、「中国の子どもは元気だなぁ」と、ほとんどあきれ顔です。  作業が一段落すると、
  • 環境 日本 中国 子ども 学校 自然 体験 農村 協力 見学
  • 全体公開 2007/12/21
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  • オープンスペース・緑化の意義と未来
  • 最近注目されているものに『オープンスペース』という言葉がある。『オープンスペース』とは、いわば空き地や公園のことである。日本の首都、東京の都心部では右を見ても左を見ても、高層ビルが立ち並び、妙な圧迫感を覚える。道は人で溢れかえり、袖振り合わないで行くことはできない程である。そんな場所だからこそ、オープンスペースは必要なのだが、そんな場所に、果たしてオープンスペースを作ることができるのか。これらの疑問に基づいて、調査をしてみることにした。
  • レポート 教育学 地理 オープンスペース 都市計画 緑化 都市公園
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  • 大同での緑化協力 地球環境林
  • 大同での緑化協力 地球環境林  山地・丘陵地にグリーンベルトをつくり、水土流失を防ぐという、環境保全の見地からするとGENの緑化協力ではもっともわかりやすい基本のプロジェクトです。  植えるのは、3種類のマツを中心に、灌木を混ぜます。現在、造林に使う樹種を増やそうと、この地域に自生する広葉樹の育苗と試験栽培をおこなっています。  モンゴリマツ(樟子松 Pinus sylvestris Linn. var. mongolica Litv.)、アブラマツ(油松 P. tabulaeformis Carr.)などは、1haに3,300本(場合によっては1,650本)植えます。植えるのはおもに3~4年生、30cmぐらいの苗木です。以前は10~15cmほどの2年生の苗木を植えていましたが、ウサギにかじり切られるケースが増えて、それを防ぐために少し大きな苗木を植えるようになりました。アブラマツは地元の樹種で、樹齢数百年の大木を道教の霊山、恒山で見ることができます。モンゴリマツは大興安嶺原産で寒さと乾燥に強く、まっすぐな樹型で用材に適すると歓迎され、さかんに植えられています。最初の5年ほどは伸びが遅く、GENが初期に植えたものがようやく人の背丈を追い越すほどに育ってきました。これからは、毎年30~40cmの勢いで伸びていくので、成長が楽しみです。  1,500m以上の山地では、カホクカラマツ(華北落葉松 Larix principisrupprechtii Mayr.)がよく育ちます。標高が高いほうが、温度が低い分水分の蒸発がおさえられ、霧もあるため、低温に耐えられる植物には有利な環境かもしれません。  温度の上昇という点では、山の南面も植物の生育には困難な条件をそなえています。寒い地方で温度が上がるのが不利というのは不思議に思われるかもしれませんが、鍵はあくまでも水です。温度が上がると水分の蒸発量がふえ、乾燥がすすむのです。また、春先に植物がまだ凍っているとき、長時間直射日光に照らされると細胞が破壊され、枯れてしまいます。その結果、左の写真のように、北向きの斜面には森林が成立するのですが、南面に育つ樹種はほとんどありません。GENの霊丘自然植物園では、南面にトネリコのなかまの灌木が育っているので、他の場所でも試してみることにしています。  マツの植樹には、新しく導入した工夫がいくつかあります。ひとつは、菌根菌です。キノコの仲間で、植物の根と共生し、糖のかたちで植物から栄養をもらういっぽう、植物が水やミネラルを吸収するのを助けます。97年春に、関西総合環境センター生物環境研究所長の小川眞さんの指導で菌根菌を接種したマツの育苗実験をおこない、短期間で好成績をおさめました(写真右が菌根菌を接種したもの。左が接種しないもの。接種後3か月)。  接種というとむずかしそうですが、方法は簡単です。苗木と同じ種類の木の林(菌根菌は樹種によってつく種類が違います。モンゴリマツの場合はアミタケ)に生えているキノコを集め、水で洗います。胞子をふくんだその水を苗にかけてやるだけ。また、林の表土をとってきて苗畑の土に混ぜる方法もあります。  98年からは本格的にマツの育苗に導入し、2000年からは、菌根菌をつかって育苗した苗を植樹につかっています。01年の旱魃では、さすがに活着率が大きく低下したのですが、マツの植林には安定した結果をだしている大同県のなかでも特に成績の良い采涼山では、75%の活着率をキープし、私たちも、外部からの視察団も本当に驚きました。菌根菌のはたした役割も大きかっ
  • 全体公開 2007/12/21
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  • 大同での緑化協力 環境林センター
  • 大同での緑化協力 環境林センター    95年から建設がはじまった大同市南郊区の『地球環境林センター』は、苗畑、見本園、温室、実験・研修施設、宿舎を備えた緑化協力の拠点となる施設です。苗畑では、果樹園につかうアンズ苗やマツとの混植につかう灌木・広葉樹の苗を生産しています。土壌の条件があわないので、マツ苗はここでは育てていません。 土壌微生物による汚水処理  2000年春に20haに拡張したため、給水・排水設備や土壌改良などの必要性がでてきました。潅漑には、井戸水と隣接する炭鉱住宅の生活廃水を利用しています。従来、生活廃水は重金属などが混ざっている心配はないからとそのままつかっていたのですが、やはり処理が必要だとわかり、土壌微生物を利用して汚水を浄化する施設をつくりました(黄土高原だよりNO.201、202をご参照ください)。技術・設計はメイドインジャパンですが、資材のほとんどは現地で調達可能、ごく簡単な仕組みなので保守や修理も現地で対応できるうえ、きわめて高い処理能力をもっています。  この浄化槽は03年、04年と大活躍しましたが、05年、思ってもみなかった事態が発生しました。原水で
  • 全体公開 2007/12/21
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  • 大同での緑化協力 小学校付属果樹園
  • 大同での緑化協力 小学校付属果樹園  日本では学校に行かない子どもがふえていますが、大同には中学校にさえ、行きたくても行けない子どもがまだいます。村によって教育事情は異なりますが、築後何百年もたっていまにもくずれそうな古い道教の廟を校舎にしていたり、雨が降ると雨漏りをするから休校、というような学校もあります。村の教育条件を改善し、どの子も学校に通えるようにしよう。そんな思いで、この協力活動をはじめました。  アンズやリンゴなどの果樹を植えて、収益があがるようになったら、その一部を教育費にまわしてもらうのです。  小学校付属果樹園をはじめた当初は、「少しでも条件のいい土地を」と畑をつぶして植えたりしていましたが、農民からは不評でした。果樹だと、少なくとも穀物の3~5倍の収入にはなりますが、収穫ができるようになるまでには4~5年かかります。その間は、肥料代や農薬代など持ちだしばかりですから、割は悪くても毎年収穫ができる穀物の畑をつぶすことは農民にとっては死活問題なのです。それがわかってからは、耕作中の畑はつかわず、荒れ地や放棄された畑をつかうようになりました。  また、労賃を利用しての村の
  • 全体公開 2007/12/21
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