倫理学通論

閲覧数1,337
ダウンロード数2
履歴確認

    • ページ数 : 3ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    まず、日本人は資格の違いに関係なく、ある枠によって集団が作られている場を大切に考えるといわれる。ここでいう場とは、具体的に言うと、その個人の住む地域や所属機関などを表している。日本人は、自己紹介するときに、「私は大学に通っています。」とか「私は○○会社のものです。」というように行なうことが多い。このことは、その個人が持つ資格自体を軽視して、その個人の場に重点を置いていると考えられる。この場の中での関係を見てみると、そこにはタテ社会と呼ばれるものがある。これは、同一集団内の同一資格を持つものでも、何らかの方法で差が設定され、強調されることで、精密な序列ができた結果である。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    倫理学通論
    前にメディアで、日本の終身雇用制度がなくなるかもしれないというニュースを聞いたことがある。終身雇用制度とは、一度会社に入ってしまえば、退職までずっとその会社で働くことが出来るという制度である。この制度は他の国では理解されがたい。なぜなら、この制度には日本の伝統的な倫理観が表れているといえるからである。日本人の倫理観について雇用制度の面から考えてみる。
    まず、日本人は資格の違いに関係なく、ある枠によって集団が作られている場を大切に考えるといわれる。ここでいう場とは、具体的に言うと、その個人の住む地域や所属機関などを表している。日本人は、自己紹介するときに、「私は大学に通っています。」...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。