連関資料 :: 授業設計

資料:9件

  • 従来の知識伝達を重視した授業設計と評価に対して主体的な学習を基本とする授業について設計と評価の特徴を比較し
  • 『従来の知識伝達を重視した授業の設計と評価に対して主体的な学習を基本とする授業について設計と評価の特徴を比較し、その比較の視点毎にまとめて授業設計ならびに評価についての留意点を述べよ。』  教育現場において、現在、さまざまな分野で教育改革が行われているが、教育方法に関しては知識伝達を重視した授業から、主体的な学習を基本とする授業へと移り変わり、「基礎的な学力の育成」と「生きる力の育成」の両面が求められている。具体的には、基礎的な学力を主に育成しようとする「課題習得型学習」と、新しい学力(生きる力)を主に育成しようとする「課題発見型学習」をカリキュラムの中にバランスよく適切に盛り込むことが重要となってくる。 新教育課程においては、次の4つの学力をバランスよく育てることが重要である。 基礎的な学力A(「読み・書き・計算」といった教科等の基礎となるもので、将来の社会生活の基礎となるもの) 基礎的な学力B(学習指導要領で明示されている目標と内容に基づく教科等の学力) 発展的な学力(学習指導要領を目標・内容を超えた学習、複数教科間の関連付けをはかるような学習を通じて育成される学力) 実践的な学力(教科等で培った学力をふまえながら、教科の枠を超えて、現実の社会課題や自らの生き方に関わる課題を発見し解決しようとする際に身につく学力) ここで、①②③が「教科学習で主にめざす学力」で、④が「総合的学習で主にめざす学力」となる。 また、上述したように、①②の「基礎的な学力」が「課題習得型学習」によって育成され、③④の「新しい学力(生きる力)」は「課題発見型学習」によって育成される。  従来の知識伝達を重視した授業設計は、この「課題習得型」中心の授業展開である。これはカリキュラムにもとづき、計画的、体系的に課題や問いが教師によって作られて、子どもに提示される。また授業の際、教科書、参考書といったテキストを用いるが、これらは学習者に理解されやすいように他者によって収集されて手を加えられたものである。また、正解が唯一のものが多く、その答えを教師はしっており、教師から生徒への「教える―教えられる」の関係であるために、「他問自答(教師が問いを出し、子ども自身が答える)」か「他問他答(教師が問いを出し、他の子どもが答える)」の学習様式となる。 「基礎的な学力」を育成する際の学習指導法の工夫に、ティーム・ティーチング(T・T)というものがある。一般的なものは、一人の教師が一斉授業をしているときに、もう一人の教師が机間巡視しながら、「つまずきやすい子ども」に対して個別指導を行なう。ただし、子どもの習熟度や興味・関心の違いに応じてグループ分け、教師が受け持つグループも分けて指導すべき必要がある。 少人数授業も工夫の一つである。最大、40人いる学級を解体し、1つの集団を20人以下の少人数にし、個に応じた指導を充実させる。したがって習熟度の差の大きくない学年段階で実施すべきである。 次に、習熟度別学習であるが、個々の子どもの「学習習熟度」の違いに応じてクラス(コース)分けを行い、適切な指導を行う。ただし、クラス(コース)の学習内容・方法・人数を個に応じた指導が行き届くように適切なものにする。また、適切なコースを選べるように、教師の指導・助言のあり方を検討する。また、生徒や保護者が「一斉授業ではない=平等ではない」という考えを持たないように、習熟度別学習の意義を理解してもらうことも重要である。そして、どの時期にどの単元から習熟度別学習を取り入れるのか、試験の問題を各コース共通にするのか、一
  • 教育の方法 技術 授業設計 評価 佛大 教育学
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  • 主体的な学習をする授業について設計と評価の特徴
  •  「従来の知識伝達を重視した授業の設計と評価に対して主体的な学習をする授業について設計と評価の特徴を比較し、その比較の視点毎にまとめて授業設計ならびに評価についての留意点を述べよ。」  現在、教育現場においては、さまざまな教育改革が推進されている。特に、教育方法の改革では従来の知識伝達型の授業から、児童生徒の主体的な学習を重視する授業へと変化している。下記はその二つの授業の特徴を表にまとめたものである。なお、★は課題や留意点を表すものである。 知識伝達重視の授業 主体的な学習をする授業 ねらい 「課題習得型学習」 知識伝達を重視した授業。 「読み・書き・計算」など教科等の基礎となるもの。 「課題発見型学習」 生きる力、自ら考える力に深く関わる学力。子供たちが自ら学習課題を発見し、「学ぶための問い」をつくる。 教職教養 児童・生徒の発達過程についての心理学の知識、教科・教材についての専門的な力量。学校の運営にかかわる管理上の資質。 これからの社会のあり方、社会の中での生き方についての洞察力。 社会的使命 「私たちや私たちの祖先が作ってきた言語、数理、科学技術、芸術、スポーツなどの文化の中から、重要なものを次の世代に伝える」 「新しい社会や文化を創造する人材を育てる」 学習の内容 繰り返し学習や、ドリル学習など、ある程度まで時間を費やす必要があるもの。 ★学校外での学習時間をますます減少させているため、学力をすべての子供たちに身につけさせるためには、指導法の工夫、基礎学習のための特設時間の設定、宿題などさまざまな方策がとられる必要がある。 ○総合的な学習 社会的課題や生き方課題を、他人事ではなく、自分のこととして、主体的・能動的に関わることが求められている。 ○発展的な学習 学習指導要領の目標・内容を超えた学習―複数教科間の関連付けをはかるような学習を通して育成される。→子供の学習意欲の増大と個性の慎重につながる。 教科等で培った学力をふまえながら、教科の枠を超えて、現実の社会課題や自らの生き方に関わる課題を発見し、解決しようとする際に身につく学力-実践的な学力 課題づくり 教師によって作られ、子供に掲示される。カリキュラムに基づいて、主体的、体系的に作られる。 自らの興味・関心に基づいて子ども自身によって作られる。教師や学外の専門家の支援が必要な場合もある。 指導法の工夫 ○ティーム・ティーチング ★子供の習熟度や興味・関心の違いに応じてグループ分けを行い、それぞれの教師が指導する形態を取り入れる必要がある。 ○少人数授業 ○習熟度別学習 ★各コースの学習内容・方法・人数を、個に応じた指導が充実するように、より適切なものにする。 ★子供が適切なコースを選べるように、子ども自身の自己評価能力を高めると共に、教師の指導・助言のあり方を検討する。 ★意義と方法について、子供と保護者に適切に説明する必要がある。 ★時期・試験などの検討 ○交換授業 ○小学校での「教科担任制」 (発展的な学力を伸ばす) 学外の検定試験や資格試験にチャレンジさせる。 学外の専門家やインターネットなどを活用して、子供の知的関心をさらに拡げ深める。 ティーム・ティーチングによって、子供の興味・関心に対応する。 (実践的な学力を伸ばす) ★個人課題の設定に先駆けて共通体験をさせるのか、最初から自由に個人課題を設定させるのかを、子供の発達段階やカリキュラム構成を考慮しながら慎重に決定する。 ★単元レベルでそれぞれの学校独自の学習過程を工夫する。 ★体験をさせる場合、内容や授業設計に最も
  • レポート 教育学 知識伝達重視の授業 主体的な学習 授業設計
  • 550 販売中 2007/02/14
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  • 知識伝達を重視した授業と主体的な学習を基本とする授業について設計と評価の特徴比較
  • 「従来の知識伝達を重視した授業の設計と評価に対して主体的な学習を基本とする授業について設計と評価の特徴を比較し、その比較の視点毎にまとめて授業設計ならびに評価についての留意点を述べよ。」  知識伝達を重視した授業(以下、前者とよぶ)では、基礎となる知識技能の習得が目的であり、主体的な学習を基本とする授業(以下、後者とよぶ)では、基礎知識をもとに自ら考える力を育成することが目的である。後者の場合、その特徴から、学習の‘きっかけ’‘しかけ’を熟考して設計しておくことが重要である。  はじめに、両授業の特徴をまとめる。  課題づくりに関して、前者では、主に教師によって課題や問いがつくられる。後者では、子ども自身によって課題がつくられる。その課題に対しては、必ずしも正解があるとは限らない。答えを導き出すところまで到達することも大切だが、授業の目的からすると、学習の過程で‘考える’ことも大切な学習となる。  学習様式は、前者では、「他問自答」(教師が問い、子どもが答える)であり、後者では「自問自答」(子ども自身が問いを出し、子ども自身が答えを見出す)である。この様式の違いにより、教師―子どもの関
  • 教育方法学 授業設計 評価 佛教大学 評価A
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  • 『従来の知識伝達を重視した授業設計と評価に対しての主体的な学習を基本とする授業についての設計と評価の特徴を比較し、その比較の視点毎にまとめて
  • 『従来の知識伝達を重視した授業の設計と評価に対しての主体的な学習を基本とする授業についての設計と評価の特徴を比較し、その比較の視点毎にまとめて授業設計ならびに評価についての留意点を述べよ』  年の「学力低下」、「学習意欲の低下」の実態を鑑み2003年度の新教育課程では教育現場において次の4つの学力をバランスよく育てることが大切である、とうたわれている。 1.基礎的な学力A  2.基礎的な学力B  3発展的な学力  4.実践的な学力 このうち1.と2.が「不易な学力」といわれ、伝統的な学力として基礎、基本となる知識や技術の習得を目的とし、従来の知識伝達を重視した授業において育てられる学力のことをいう。また従来の知識伝達を重視した授業のことを「課題習得型学習」という。これに対し、3.と4.は「流行の学力」といわれ、生きる力が求められ、「自ら考える力」に深く関わる学力である。自ら学習課題を発見し、「学ぶための問い」を作ることが求められる。これは主体的な学習を基本とする授業で育てられる「新しい学力」として捉えられている。また主体的な学習のことを「課題発見型学習」という。 新教育課程ではこの「課題習得型学習」と「課題発見型学習」がカリキュラムの中でバランスよく位置づけられることが求められている。ではこれら2つの学習タイプの設計や評価についてそれぞれの特徴を比較してみたいと思う。 課題習得型学習(以下前者とする)は基礎・基本となる知識や技能の習得がねらいであり、教師によって課題や問いが作られ、それが子どもに提示される。カリキュラムに基づいて計画的、体系的に学習が進められるので教師からの一方通行的な学習行為といえる。しかし、この基礎・基本となる学力は子どもたちに確実に身につけさせなければならない必修教科であるため、教師は従来の知識伝達授業において様々な授業設計、工夫をしなければならない。その際、教師には「個に応じた指導」の重視、「教育の入力」よりも「教育の出力の平等性」の重視といった新たな教育観の転換が求められる。これに対し課題発見型学習(以下後者とする)は自ら考える力(生きる力)の育成がねらいであり、課題作りは子ども自らの興味、関心に基づいて、子ども自身によって課題や問いが作られる。教師から教えられるのではなく、自ら「体験」等を通して地域社会、自然、伝統文化などのいわゆる「本物」を感じ取る。ここで留意したいのは、子どもたちに社会的な課題や生き方課題を「自分のこと」として、主体的・能動的に関わらせることである。そして教師は教えるのではなく支援者、コーディネーターとなり、教師と子どもが共に取り組み学ぶという授業づくりをしていく必要がある。この前者と違った教育観に基づいて行われる授業形態(総合的な学習)にはさまざまなタイプ、さまざまな可能性が秘められている。その為教師には学習指導法の豊かな創造性、教師自身の専門性が強く求められる。また基礎的な学力を育成する場合と同様に「個に応じた指導のあり方」が重要とされる。前者では教師と子どもの関係は「教える―教えられる」の関係であるが、後者では「助ける―学ぶ」あるいは「見守る―学ぶ」の関係となる。 次に学力の評価についてだが、従来の知識伝達を重視した学習での評価は、主にペーパーテストやパフォーマンステストというテストの点数に基づいて客観的に成績がつけられる「相対評価」というものであった。これを誰が行っても同じ評価となるため、公平感をもって定着していた。しかし「相対評価」は集団内での子どもたちの序列を明らかにするだけで、必ず子ど
  • 教育方法学 知識を重視した授業 レポート B5八枚分相当
  • 550 販売中 2008/04/10
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