連関資料 :: 美術概論

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  • 美術概論
  • 「美術嫌いになる原因を具体的事例からさぐり、楽しい・わかる・できる授業を通して好きにさせるための手立てを、学習指導要領の目標及び内容・方法と関連づけて述べなさい。」 図画工作科の目標は、「表現及び鑑賞の活動を通して、つくりだす喜びを味わうようにするとともに造形的な創造活動の基礎的な能力を育て、豊かな情操を養う。」である。  美術教育において、教師が「描かせたい」絵を、子どもに指導や、逆に誤った心理主義に基づく解放主義にとらわれた指導が少なからず見られる。しかし、このような教育では、子どもに美術の楽しさや喜びを見出すことは難しいと考えられる。美術を好きにさせるには、子どもに、興味・関心、意欲、態度というものを、目指すべき学力として位置づけるとともに、楽しさや喜びを軸とした学習活動を行っていかなければならない。つまり、子どもたちが自ら「描きたい」「作りたい」「美しさを感じたい」という気持ちが、美術を好きという気持ちにつながると考えられる。 では具体的に美術嫌いになる原因を考察する。幼児や低学年の児童のほとんどが絵を描くことを好きと答える。しかし、年を重ねると共に絵を描くことが嫌いになる子供
  • 美術嫌いになる原因を具体的事例からさぐり 楽しい・わかる・できる授業を通して好きにさせるための手立てを 学習指導要領の目標及び内容・方法と関連づけて述べなさい。 美術概論 佛教大学 通信 レポート
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  • 『美術嫌いになる原因を具体的事例からさぐり、楽しい・わかる・できる授業を通して好きにさせるための手立てを、学習指導要領の目標及び内容・方法と関連づけて述べなさい。』 まず初めに「美術嫌いになる原因」を考察する。幼児や低学年の児童のほとんどが絵を描くことを好きと答える。しかし、年を重ねると共に絵を描くことが嫌いになる子供が増えている。これは幼い頃に絵を描くという行為自体がほめられていたのに対し、年を重ねると「何を」「どのように」「表現したか」という作品の出来ばえに関係するからである。つまり、技術面への不満と評価への不信が根本的な美術嫌いを育ててしまうと考えられる。美術とは個性の表現であり、公式のように決まった基準があるわけではない。例えば、昨年はのびのびと子供らしくて良いとほめられた描き方が、今年は乱暴だと注意される。また、次はもっと大きく描きなさいと言われた描き方が、来年には細かく繊細で良いとほめられることもある。これでは子供は何をどのように描けばよいのか戸惑うのが当然である。その上、この評価は子供の思い描く作品に近づけたかという評価ではなく、教師が思い描く「良い作品」に近づけたかという評価になる。教師が望むことを描かなくてはならないのならば、子供はその評価に不信を覚えるだろう。 他の例を考えるならば、子供は赤く描いた果物を蜜柑だという。教師は蜜柑を描くなら、橙色に描き直せということもある。作品とは正確でなくてはいけないのか。この赤い蜜柑を描いた人物が例えばピカソなら高い評価を受ける蜜柑になるだろう。なぜなら、そこには個人の感性が反映されているためである。美術の目標は「作り出す喜びを味わい、創造の基礎的な能力と豊かな情操を育てる」とあり、作品は正確さを評価するのではない。なぜ、そのような作品になったのかという感性を評価するべきなのである。それにより、子供は作品と共に自らを認められる喜びを感じ、美術への関心を育むことが可能と考えられる。だが同時に、赤い蜜柑のすべて認めるべきではないとも思う。この子供は橙色の蜜柑を描きたかったのに、橙色を表現できなかったことも考えられる。その場合は、橙色を作り出す方法を教えるべきである。子供の作品に口を出し、表現を殺すべきではないという考え方もあるが、思い描く作品を仕上げるための方法を伝え、その技術を習得させなければ、子供は思い通りに描けないと不満を抱き、美術が苦手だと感じてしまう。 美術を教えるということは、どのような作品を作るのかではなく、どのようにすれば作品になるのかを教えることであると考えられる。そして作品の出来を評価するのではなく、何を表現したか、どれだけの技術が使えるようになったかを評価することで、子供は「作る喜び」を感じられると思われる。 以上のことから、美術嫌いを育ててしまう原因とは、美術という教科に模範解答があるかのように作品の出来に評価を与える、子供の感性で思い描いた作品を教師の考える「良い作品」に近づけようと歪めてしまう作品への「評価」。そして、思い描く作品を作り上げるための技術を十分に伝達していないために、作品の制作に苛立ちを感じさせてしまう「技術」的な点にあるのではないかと考えるのである。よって、美術教育というものへの正しい認識が重要になってくるのだろうと思われる。 学習指導要領における図画工作科の目標では全体の目標として「表現及び鑑賞の活動を通して、つくり出す喜びを味わうようにすると共に造形的な創造活動の基礎的能力を育て、豊かな情操を養う」と示されている。この目標には「表現及び鑑賞により、
  • 子供 授業 表現 美術 技術 指導 目標 能力 方法 知識
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  • 「美術嫌いになる原因を具体的事例からさぐり、楽しい・わかる・できる授業を通して好きにさせるための手立てを、学習指導要領の目標及び内容・方法と関連づけて述べなさい。」  はじめに「美術の教育」と「美術による教育」の違いについて考察する。その違いからも「美術嫌いになる原因」が生まれているからである。 「美術の教育」とは、美術表現の様式や技法の習得、または美術を理解するために必要な知識を獲得することを目標としている。すなわち知識や技術の伝達を主目的としている。それに対し、「美術による教育」は、美術のもつ教育的な意義に着目し、美術の活動を通して人間形成を図ることが目標となっている。そして、現在の学習指導要領の図画工作の目標の一つに『表現及び鑑賞の活動を通して、つくりだす喜びを味わうようにするとともに造形的な創造活動の基礎的な能力を育て、情操を養う』と記されている。この考え方としてとらえられるのが「美術による教育」である。つまり、「美術による教育」の過程として「美術の教育」がある。 しかし、以前は写実的な表現が最も優れたものであると考え、可能な限り対象をよく見て、正確に再現するという「美術の教育
  • 美術 佛大 佛教大学 教育 美術概論 レポート
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  • 『美術嫌いになる原因を具体的事例からさぐり、楽しい・わかる・できる授業を通して好きにさせるための手立てを、学習指導要領の目標及び内容・方法と関連づけて述べなさい』 学習指導要領 第2章第7節 図画工作の目標として、「表現及び鑑賞の活動を通して,つくりだす喜びを味わうようにするとともに造形的な創造活動の基礎的な能力を育て,豊かな情操を養う」と記されている。この中で『つくりだす喜びを味わうようにする』とあるが、低学年では図工が好きな児童の方が多いにもかかわらず、学年が進むにつれて図工が嫌いと答える児童の数は増加していく傾向にある。このことは学習指導要領の目標が達成できていないという確かな証拠であり、この問題は今日の学校教育における図画工作が抱えている課題の一つである。 美術嫌いになる理由として、自分の作品に対する見方の変化が考えられる。つまり、児童の知的な発達に伴い、自分の作品を周りの友達と比較し、客観的に評価するようになるからである。低学年のうちは『らくがき』のように自分の作りたいものを表現するだけで多くの場合は満足する。しかし、学年が進むにつれて、他人や手本と比べ、それよりも劣っていたときの劣等感から次第に美術嫌いへと向かってしまうのではないだろうか。言い換えれば、『造形的な創造活動の基礎的な能力』が未発達ゆえに、作品を通して自分の表現したいものをうまく表現できないことへの歯がゆさ・苛立ちから、次第に美術嫌いになってしまうのではないだろうか。 そこで、どういった場面で美術嫌いになる可能性があるのかを具体的に考えてみる。 例えば、学習指導要領の目標を取り入れることなく、「上手な絵」を描かせることを生徒に押し付け、特定の表現様式への到達を子どもに求めるとどうなるだろうか。当然、子どもたちの個性は表現されず、『つくりだす喜びを味わう』ことは出来ないだろう。また、明確な到達目標を設定したことによって、能力の未発達な子どもにとっては苦痛に感じるかもしれない。このような、図工特有の教育観をうまく実践出来ていないことによって、子どもたちが美術嫌いになることもあるのではないだろうか。また、自分が納得して作り上げた作品を他の生徒にけなされ、笑われることや、完成直前に大きな失敗をしてしまい作品が台無しになったことが原因で美術嫌いになることも多いと思われる。さらに、「図工は楽しみながら自分なりに表現すれば良い」という教師の言葉を信じ、苦手ながらも積極的に取り組む生徒がいたとする。もちろん、『つくりだす喜びを味わう』ことは大事だが、当然作品に対する評価もしなければならない。その結果、良い成績を得ることが出来ず、そこから教師に対する不信感や、やる気の低下によって美術嫌いになるというケースも考えられるかもしれない。  では、子どもが美術嫌いにならないようにするためにはどのような工夫が必要なのだろうか。 当然のことながら、授業を『楽しい』と思わせることが第一である。楽しい授業とは、子どもたちが自ら「描きたい」、「つくりたい」という自発性から出発できる授業のことである。しかし、ほめることで子どもが解放された気持ちになって、その結果、楽しい授業が出来るというような勘違いが見られる。子供にとっては「上手ね」、「素敵ね」などという決まり文句でおだてられるより、「楽しかったね」、「うれしかったね」といった子どものその表現の根本にある心情や、子どもが伝えたかったことに即した共感による受け止めが大切である。 その子なりの表現が常に共感的に理解され、受容される環境への信頼があって初めて子ども
  • 佛教大学 レポート 美術概論 美術嫌い
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