脊柱後湾症

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    資料の原本内容

    脊柱後湾症

    〈概要〉

    正常人の胸椎は15~40°の生理的後湾を有している。脊柱後湾症は脊柱が後方凸に病的に変形した状態。自分で矯正可能な群(姿勢性円背)と矯正不可能な群に大別できる。

    椎体の二次骨核の障害によるもの…若年性後湾症

    脊椎骨粗鬆症・椎間板変性症によるもの…老年性骨湾症

    椎体の破壊に伴って起こる亀背(結核性脊椎炎…Pott kyphosis)

    脊椎損傷後に生じるもの…外傷後脊椎後湾

    小児期頚椎・胸椎部の椎弓切除によるもの…椎弓切除後後湾

    先天性後湾

    強直性脊椎炎によるもの…背椎後湾
    〈治療〉

    装具療法を中心にした保存療法がまず行われる。進行性の先天性後湾症、高度の後湾により体幹のバランスを崩した例、強度の腰背部痛、脊髄麻痺などは前方固定術・前後合併手術が行われる。
    〈参考文献〉

    監修国分正一、鳥巣岳彦:標準整形外科学、第10版2刷、医学書院 2008年

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