中央大学通信2018年社会学第3課題 [評価B]

閲覧数285
ダウンロード数0
履歴確認

    • ページ数 : 2ページ
    • 会員770円 | 非会員924円

    資料紹介

    ブルデューの研究に着目して、社会学に特徴的なものの見方、分析の仕方についてまとめています。

    タグ

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    社会学のものの見方、分析の仕方の特徴は、一言で表せるほど定義づけられてはいないと思われる。時代により、また学者により一定ではないことが、社会学の特徴ではないだろうか。しかしなぜ、そのようなことが起こるのだろうか。

     20世紀に活躍したフランス社会学者、ブルデューの社会学者としての「ものの見方」は、元々哲学者であった彼が、命題の本質的な原因を実社会に求めたことに始まる。参与観察やインタビュー、家系図の作成のような質的調査、統計学者と共同で、大規模なアンケートの分析を行うような量的調査の両方を早くから取り入れたことも特徴的である。

     社会学が基礎におく科学的態度は、物事を客観的に見ることを重視する。しかし人や集団相互の関係性を研究する上で、主観を排除することも、また主観のみを重視することも適切でない。

     ブルデューが活動した当時のヨーロッパでは、レヴィ・ストロースの構造人類学の影響が多大であった。人の思考には無意識の構造があり、その構造に思考が規定されるという考え方である。しかしその見方を延長すると、行為する人々の主観的考えを研究対象から排除することになってしまう。ブルデューは人々の...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。