東京福祉大学の心理学実験のレポートです。参考にしていただければと思います。
科目コード:3560
心理学実験法についてまとめ、自分の問題意識に沿った実験のテーマや方法について考察せよ。
心理学における実験法は、心の働きを科学的に解明するために不可欠な方法として発展してきた手法である。人間の行動や認知過程は日常場面で常に観察できるものの、その背後にある因果関係を明確にすることは容易ではない。そこで実験法は、研究者が意図的に条件を統制し、特定の変数を操作することで心理現象の因果的構造を明らかにする役割を果たしてきた。観察法や調査法では得られにくい精密な検証が可能になる点であり、実験法は心理学方法論の中心的地位を占め続けている。
まず実験法の最大の魅力は、自然場面ではめったに生起しない条件を人為的に作り出せる点にある。例えば日常生活では偶然にしか観察できないような緊張状態やストレス状況を、実験室では統制された方法で再現できる。これにより研究者は、特定の心理現象がどのような条件で起こるのかを直接確かめることが可能となる。もう一つの利点として、心理現象の生起に影響すると予測される要因を意図的に変化させ、その効果を系統的に比較できることが挙げられる。観察や調査だけでは「相関」しか示せない場合...