環太平洋大学 通信教育学部 2025年度 時事問題 第1課題 A評価レポートです。あくまで参考資料として活用ください。
現代社会は、急速な技術革新とともに「データ経済」の時代へと突入している。従来の経済構造は、20世紀を通して石油や製造業を中心とした「モノ」による価値の創出に依存してきた。しかし、21世紀に入り、特にインターネットの普及とIT技術の飛躍的進展によって、情報やデータそのものが経済を動かす重要な資源となっている。本レポートでは、第3章「データ経済とDX」を取り上げ、その内容を整理しつつ、私自身の考えを交えて、今後の社会のあり方について述べていく。
まず、「石油世紀からデータ世紀へ」というタイトルが象徴するように、かつての経済の中心は石油を握る企業であった。1989年当時の世界の時価総額ランキングには、NTTや三井住友銀行、みずほ銀行といった日本の大手企業が名を連ね、金融・通信・製造といった分野が支配的だった。しかし、30年後の2019年には、これらの企業に代わって、マイクロソフト、Amazon、Apple、Alphabet(Google)といったアメリカのIT企業が上位を独占する状況へと変化している。この変化は、単なる企業の交代劇ではなく、社会や経済の根幹を成す資源が「石油」から「データ」...