高学歴化社会について

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    資料紹介

    「高学歴化社会」について述べよ。

    高学歴化とは、社会構成員の学歴構造に占める「高等教育歴」保有者の比率が上昇する傾向、高等教育への進学率が上昇する傾向、またその社会過程を意味する。
    また、学歴社会という言葉の意味は、時代につれて変化するが、今日では、どの大学に入学し卒業したかという特定の学校歴が含まれている。学歴には、
    ?実質的な学歴〜個人が新たに知識や教養を身につけたもの。
    ?レッテルとしての学歴〜実質的内容ではなく、獲得された学歴自体が物を言う場合の二つの面がある。
    学校卒業後も個人の業績に基づいて、厳しい選抜が制度化されているアメリカなどに比べ、近年相対的に低下しているとはいっても、学校教育歴のもつ社会的選抜機能と地位配分機能は、まだ強く働いており、日本は学歴社会であるといえる。安田三郎は、純粋学歴効果値を計算し、日本が諸外国と比べて、学歴の社会的地位に与える効果が高い社会であり、学歴社会だとしている。

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    「高学歴化社会」について述べよ。
    高学歴化とは、社会構成員の学歴構造に占める「高等教育歴」保有者の比率が上昇する傾向、高等教育への進学率が上昇する傾向、またその社会過程を意味する。
    また、学歴社会という言葉の意味は、時代につれて変化するが、今日では、どの大学に入学し卒業したかという特定の学校歴が含まれている。学歴には、
    ①実質的な学歴~個人が新たに知識や教養を身につけたもの。
    ②レッテルとしての学歴~実質的内容ではなく、獲得された学歴自体が物を言う場合の二つの面がある。
    学校卒業後も個人の業績に基づいて、厳しい選抜が制度化されているアメリカなどに比べ、近年相対的に低下しているとはいっても、学校教育歴のもつ社会的選抜機能と地位配分機能は、まだ強く働いており、日本は学歴社会であるといえる。安田三郎は、純粋学歴効果値を計算し、日本が諸外国と比べて、学歴の社会的地位に与える効果が高い社会であり、学歴社会だとしている。
    学歴による所得格差も存在し、学歴ごとに区別されている職場もある。その場合は、学歴は、生涯にわたり持続的効果を持ち、年齢の上昇とともに次第に顕著になっていく。また、企業で大卒と高卒...

    コメント1件

    69sex 購入
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    2007/01/03 6:26 (17年3ヶ月前)

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