学校制度と社会:第二分冊

閲覧数797
ダウンロード数6
履歴確認

    • ページ数 : 3ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    参考程度にご利用下さい。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    学校制度と社会 第二分冊 手書きレポート用下書き
    ① 社会化機能
    今日の教育において、学校は学習する場所としての役割だけではない。現代において、ほとんどの国民は学校に通い、様々な学びを得ている。すなわち、学校教育が教育機能のみならず、社会機能をも果たすようになったのである。本項では、学校教育の主たる機能である、社会化機能、養護・保護機能、選抜・配置機能に触れつつ、社会化機能に付いて説明する。
     社会化とは、その社会の文化遺産である知識、言語、価値、技術、生活様式、習慣などを、古い世代から新しい世代へ伝達することである。学校教育が普及するまでは、それらは家庭と地域社会が役目を担っていた。現代においても、親から子へ、子から孫へと受け継がれるものとして、上記の要素、また考え方や価値観、方言、はたまた癖に至るまで、脈々と受け継がれると考えて良いだろう。
     しかし、産業の発達により社会の仕組みが大きく変化し、知識や技術、態度といった、より具体的・実務的な部分に対し、家庭や地域が伝えるだけの時間的・精神的余裕を持てなくなってしまった。よって、現代では学校がそういった役目を担い、近代学校教育では、基...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。