薬学概論レポート3

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    資料紹介

    資料の原本内容

    2009.1.15提出

    紀平先生の講義を聴いて
     今回の講義では、将来の就職先としてあまり考えたことのなかった「薬学部出身の公務員」についての詳細という内容でしたが、普段自分から調べたりしないだけに知らないことがたくさんあったと同時に、将来の職業に関する見方を改めて考えさせられました。

    一番印象に残っているのは、薬学行政職に関する内容で、国会対応の業務に質疑応答の内容を考えるという仕事があるということです。薬学部を卒業して、国の政治にかかわるような仕事をするというイメージが今までになかったので、衝撃的でした。仕事内容の幅の広さに関連していえば、たとえば新聞社の科学部など、マスコミに就職することもあるという事実は、将来の仕事を考える上での新しい選択肢を提示してくれたような気がします。

    薬剤師の存在価値として「化学物質と生体の両方を見ることができて初めて薬剤師として価値がある」というお話を聞いて、私が勉強していく上での目的が明確にされたように思いました。薬剤師の仕事は何かに特化しているわけではないので、積極的に動かないとほかの職種に役割を奪われてしまうというマイナスイメージがよく言われています。しかし、特化していないというのは全体を見ることができるということで、医療の場で何かを判断するときに最善を判断するのに最も有利な立場であるのではないか、と考えました。またそういう役割ができる薬剤師を目指したいと思いました。

    最後に治療満足度と医薬品の貢献度の表は非常に興味深かったです。治療満足度が低い疾患のなかで医薬品の貢献度が小さい疾患(アルツハイマー病・糖尿病性合併症等)は新薬開発の研究以上に、予防法があるものに関してはその普及を進めていくのが効果的ではないのかと考えます。普及には患者さんとの密接な関係が必要であるし、薬剤師はそのような分野でも活躍できるのではないかと思いました。

    「薬剤師と言えば薬を扱う」という見方ではなくて、必要とされている場所、必要とされている能力、また自分がかかわりたい仕事はどんなものか、というようなことを重視して、就職先を考えるべきだと改めて考え直すきっかけとなりました。

    木曜3限 薬学概論レポート

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