ジョン・ロックの教育論

閲覧数15,966
ダウンロード数42
履歴確認

    • ページ数 : 3ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    ロックは母親を早くに亡くし、女性からの感化をほとんど受けていない。父親は幼児期は厳格であったが、長ずるに従って穏やかな態度に変化していき、ロックに多くの自由を与え全く友人として遇するようになり、教育に対してはきわめて熱心で深い注意と関心を払ったのである。このような父親の態度が、ロックの教育思想に深い影響を与えた。ロックは、14歳でウエストミンスター・スクールに入学し、20歳でオックスフォード大学に進んでいる。同大学で、当初は神学を学び、のちにギリシャ哲学をはじめデカルトの哲学も習得するようになり、医学や自然科学についても研究を行っていった。
     ロックの主要著書としては『人間悟性論』、『教育論』(『教育に関する考察』、『教育に関する若干の(一)考察』)を挙げることができる。『人間悟性論』は哲学に関するもので、経験論の思想が展開されている。『教育論』(1693)の中で、彼は人間の心は初めは「白紙」(タブラ・ラサ tabula rasa)であって何の概念ももっていないと主張し、思考の全ては経験によって得られると説いている。子どもは成長するにつれて、教育によってさまざまな概念を獲得するようになるのであり、これは経験主義的な考えと言い得る。すなわち、教育上必要なことは、学習した内容よりもその過程である。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    ジョン・ロックにおける子どもたちの教育論、特に習慣形成や賞罰法を中心に述べよ。
     ロックは母親を早くに亡くし、女性からの感化をほとんど受けていない。父親は幼児期は厳格であったが、長ずるに従って穏やかな態度に変化していき、ロックに多くの自由を与え全く友人として遇するようになり、教育に対してはきわめて熱心で深い注意と関心を払ったのである。このような父親の態度が、ロックの教育思想に深い影響を与えた。ロックは、14歳でウエストミンスター・スクールに入学し、20歳でオックスフォード大学に進んでいる。同大学で、当初は神学を学び、のちにギリシャ哲学をはじめデカルトの哲学も習得するようになり、医学や自然科学についても研究を行っていった。
     ロックの主要著書としては『人間悟性論』、『教育論』(『教育に関する考察』、『教育に関する若干の(一)考察』)を挙げることができる。『人間悟性論』は哲学に関するもので、経験論の思想が展開されている。『教育論』(1693)の中で、彼は人間の心は初めは「白紙」(タブラ・ラサ tabula rasa)であって何の概念ももっていないと主張し、思考の全ては経験によって得られると...

    コメント11件

    ayumememe 購入
    参考になりました☆
    2006/07/04 23:57 (17年9ヶ月前)

    neimomo 購入
    参考になった。
    2006/07/08 17:29 (17年9ヶ月前)

    lka9i3ak 購入
    参考にはなります。
    2006/07/28 11:27 (17年8ヶ月前)

    yesman 購入
    参考になりました.
    2006/08/08 21:41 (17年8ヶ月前)

    kjp 購入
    参考になりました
    2006/09/02 22:41 (17年7ヶ月前)

    yuka0816h 購入
    参考になりました.
    2006/10/05 17:24 (17年6ヶ月前)

    naoshi704 購入
    参考になりました
    2006/11/04 2:39 (17年5ヶ月前)

    yuupyon 購入
    参考になりました
    2006/11/08 20:07 (17年5ヶ月前)

    02l1004 購入
    ありがと
    2006/12/18 2:19 (17年3ヶ月前)

    puyo 購入
    参考にさせていただきました。
    2007/06/16 14:58 (16年9ヶ月前)

    takuya0902 購入
    doumo
    2007/09/06 2:51 (16年7ヶ月前)

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。