R0712社会学概論2(A判定レポート)

閲覧数2,059
ダウンロード数18
履歴確認

    • ページ数 : 4ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    2011年度佛教大学通信課程のレポートです。
    「多文化共生社会の現状および問題について」
    参考:宇都宮京子編『よくわかる社会学(第2版)』(ミネルヴァ書房、2009年)

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    多文化共生社会の現状および問題について述べよ。
      はじめに
     「多文化共生社会」とは、自文化とは異なる他者の文化を尊重することによって、複数の民族、複数の文化的背景をもつ人々が互いに共存することが可能になっている社会のことである。近年、経済のグローバル化がすすみ、人の国際移動も活発化するなかで、さまざまな文化的背景をもつ人々の共生は、検討すべき重要な課題となっている。では、以下で多文化共生社会の現状と課題を整理しておく。
      1、国民国家と地域・民族問題
     国民国家とは、「国境線に区切られた一定の領域からなる、主権を備えた国家で、その中に住む人々が国民的一体性の意識(ナショナル・アイデンティティ)を共有している国家」である。この国民による国民的一体性の意識の共有は、はじめからみられるものではなく、領域内に居住する多様な集団が、とくに歴史や地理、言語などの学校教育を通じて、国民へと加工されていく過程で創り出されていくものである。
     しかし、国民国家形成の過程で同化を強要された人々の間では、不満や要求がたまっていき、それがさまざまなかたちで噴出したとき、国民国家の虚構性が次第に明らかにな...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。