時間の定義の移り変わり

閲覧数1,391
ダウンロード数5
履歴確認

    • ページ数 : 2ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    時間という概念は時計すらなかった古代の人たちにも、ある程度あったように思われる。簡単に例えるならば、「明日狩りに行かないと食料が尽きる」や「昨日よく雨が降った」などといったように。つまり身近で最も安定して周期をもつ太陽を一日という時間の定義として利用し、それからメソポタミア文明が初めて1日の24分の1を1時間、1時間の60分の1を1秒とした。しかしなぜこんなややこしい単位になったのだろうか?一言で片付けてしまうなら、12進法の影響である。ではなぜ12なのだろうか?これはおそらく、12 は 3 と 4 の積で、約数が多く、分割に便利であるからだろう。実際、フランス革命直後に、一日を十時間、一時間を百分、一分を百秒としたフランス暦がフランスで使われたが、不便なためか、わずか12年間の使用にとどまった。また、他にも宗教や哲学的な理由があるのかもしれない。
    話を戻すが、水晶に電圧をかければ水晶が一定に振動する水晶時計(今までの時計より精度の高い測定技術)の誕生後、実はこの定義では無理が生ずることがわかってきた。何故ならこの定義は地球の自転は一定であることが大前提なのだが、地球の時点は一定でないないと水晶時計によってわかったからである。なぜ一定に自転していないのだろうか。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    「時間の定義の移り変わり」
     時間という概念は時計すらなかった古代の人たちにも、ある程度あったように思われる。簡単に例えるならば、「明日狩りに行かないと食料が尽きる」や「昨日よく雨が降った」などといったように。つまり身近で最も安定して周期をもつ太陽を一日という時間の定義として利用し、それからメソポタミア文明が初めて1日の24分の1を1時間、1時間の60分の1を1秒とした。しかしなぜこんなややこしい単位になったのだろうか?一言で片付けてしまうなら、12進法の影響である。ではなぜ12なのだろうか?これはおそらく、12 は 3 と 4 の積で、約数が多く、分割に便利であるからだろう。実際、フランス革命直後に、一日を十時間、一時間を百分、一分を百秒としたフランス暦がフランスで使われたが、不便なためか、わずか12年間の使用にとどまった。また、他にも宗教や哲学的な理由があるのかもしれない。
    話を戻すが、水晶に電圧をかければ水晶が一定に振動する水晶時計(今までの時計より精度の高い測定技術)の誕生後、実はこの定義では無理が生ずることがわかってきた。何故ならこの定義は地球の自転は一定であることが大前提な...

    コメント2件

    sasara 購入
    l
    2006/06/11 3:01 (17年10ヶ月前)

    sesese 購入
    good
    2006/06/15 15:17 (17年10ヶ月前)

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。