日本大学 通信教育 証券市場論 分冊2 2011年度

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    資料紹介

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    デリバティブとは、一般的に「先物」「オプション」「スワップ」等のことをいい、それらを日本語では「金融派生商品」ということが多い。

    1.先物

     有価証券の現物投資は、例えば株券投資であればまずある銘柄の現物を買うことからスタートする。このように一般的に投資家は現物の買いポジションの状態になる。このような状態を「ロングポジション」という。こうした状況では常に価格の変動リスクにさらされることになる。

     一方、先物取引は売りのポジションからスタートすることもできるため、現物投資によって抱える価格の変動リスクを回避するために、現物を売却せずに先物を売ることによってこの価格変動リスクを回避することができる。このように先物は「ヘッジ機能」として活用することができる。

     債券の現物ロングポジション投資に伴う価格下落リスク(金利の上昇

    リスク)をヘッジする方法  教科書P.140

    として先物を売り建てるこ  の図参照

    とによってリスクを回避す

    ることができる。

     右上図は債券の現物に100円で投資したときに、債券価格が上昇すれば利益を得ることができるのを意味している。債券価格が105円...

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