プルトニウム原子

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    資料紹介

    1、アクチノイド(Actinoid)元素について
    文献やインターネットなどの情報でプルトニウムについて調べていくうちに、まず、プルトニウムを理解するには、アクチノイド元素と超ウラン元素について知る必要があると考えた。アクチノイド元素とは、周期表において原子番号89のアクチニウムから103のローレンシウムまでの15のことを言う。Anという元素記号で一般的に表される。
    アクチノイドからアクチニウムを除いた、原子番号90のトリウムから103のローレンシウムまでの元素のことを特にアクチニド(アクチナイドとも言う)と呼ぶことがある。
    また、ウランより重い原子番号93のネプツニウム以降の元素のことを超ウラン元素という。特に超ウラン元素は一部を除いて人工的に作られたもので、半減期も短い。このため物理的、化学的性質の詳細は不明な部分が多い。
    アクチノイドは、5f軌道の電子が詰まり(占有され)始める元素のシリーズで、アクチニウムでは、5f電子はゼロ個が詰まり、6d軌道に1個の電子、7s軌道に2個の電子が詰まる(占有される)。以降、トリウムからローレンシウムまで5f軌道に電子が1個ずつ詰まっていく(ランタノイドの場合と異なり、いくつか例外あり)。最後のローレンシウムで5f軌道全てが埋まる(14個の電子に占有される)。この過程で、6d軌道と7s軌道の電子の詰まり方がほぼ変わらないのがアクチノイドの特徴で、このためアメリシウムより重いアクチノイドの原子価は、3価をとる場合がほとんどである(アメリシウムより軽い方の元素は3価と異なる原子価をとる)。

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    プルトニウム原子について
    アクチノイド(Actinoid)元素について
    文献やインターネットなどの情報でプルトニウムについて調べていくうちに、まず、プルトニウムを理解するには、アクチノイド元素と超ウラン元素について知る必要があると考えた。アクチノイド元素とは、周期表において原子番号89のアクチニウムから103のローレンシウムまでの15のことを言う。Anという元素記号で一般的に表される。
    アクチノイドからアクチニウムを除いた、原子番号90のトリウムから103のローレンシウムまでの元素のことを特にアクチニド(アクチナイドとも言う)と呼ぶことがある。
    また、ウランより重い原子番号93のネプツニウム以降の元素のことを超ウラン元素という。特に超ウラン元素は一部を除いて人工的に作られたもので、半減期も短い。このため物理的、化学的性質の詳細は不明な部分が多い。
    アクチノイドは、5f軌道の電子が詰まり(占有され)始める元素のシリーズで、アクチニウムでは、5f電子はゼロ個が詰まり、6d軌道に1個の電子、7s軌道に2個の電子が詰まる(占有される)。以降、トリウムからローレンシウムまで5f軌道に電子が1個ず...

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