『ブッシュからオバマへ』を読んで

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    『ブッシュからオバマへ -アメリカ変革のゆくえ』を読んで
     本稿では、オバマ大統領登場に至るまでのアメリカ史と、オバマがアメリカと世界どのように変えようとしているか考察する。最後に、それを私の理想とする世界観と対比させていく。
     アメリカは建国当初から、自らを自由の宣教師と見る強烈な宗教的使命感と自負心を抱いてきた。旧世界から自由を勝ち取り、以後も自由の確保を至上の目的としてきたアメリカは、自らこそ自由を体現した存在だと自負する。そしてその自由がそのまま世界に広がることが世界のデモクラタイゼーションだと考える。自己対世界の認識の下、時に孤立主義という旧世界からの逃避衝動に揺らぎながらも、世界をアメリカ的に作り変える介入主義の立場は脈々と持続されてきた。この孤立主義を死に至らしめ、介入主義に確固たる道義的正当性を与えたのが9・11である。テロ実行者たちは自由を脅かす悪であり、根絶することが民主化と平和をもたらす。この単純な善悪二元論は国民の支持の下、アフガニスタン、イランへの相次ぐ武力攻撃へと繋がった。
    しかし他国の人々はアメリカへ強い違和感を覚え、ひいては反米感情が巻き起こった。1つは...

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