漢文学 第2設題

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    『白居易について述べること。』
     白居易は字の楽天でよく知られるが、七七二年に鄭州新鄭県に生まれ、幼い頃から、文才のある人物であった。家庭としては下級の官であり、転任も多く、祖父の家で生を受けたとされる。祖父、父ともに明経科の出身で、家族の期待も高かろう、唐代のエリートが集まる進士科を期待され、二十八歳にして合格した。十七人の合格者の中では最年少で成績も良く、これを機に、様々な官を経て、三十五歳で試験に合格し、県尉に任命された。長安(陝西省)の西の地であるが、そのとき「長恨歌」を発表して、にわかに有名詩人となった。
    その後、いくつかの職をへて、三十七歳のときに左拾遣に任ぜられ、天子側近の諫官となった。そのときから、杜甫の社会詩人としての活動を思い浮かて、杜甫にあやかる社会詩の必要を感じて、「新楽府」五十首、「秦中吟」十首を作って、政治・社会への批判をすることに詩人の使命があることを力説した。
    白居易が五十三歳のとき,親友の元稹が白居易のために『白氏長慶集』五十巻(『白氏文集』の前集)を編集したが、そのとき元稹は、白居易の意志を尊重して、「諷諭」「閑適」「感傷」の三部に分けて白居易の詩を...

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