小児の腎生検

閲覧数4,314
ダウンロード数1
履歴確認

    • ページ数 : 3ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    小児の腎生検
    目的
    腎の複雑な構造と生態を知るために行なう。臨床診断を病理組織学的に確かめることができ、基礎疾患の鑑別、治療選択、薬剤効果と予後の判定ができる。
    対象
    急性及び慢性腎疾患患者
    適応
    血尿に持続性の蛋白尿(早朝尿にて30mg/dl以上)を伴う。
    蛋白尿-早朝尿に30mg/dl以上が持続。
    ネフローゼ症候群
    1才未満の発症
    持続的血尿、肉眼的血尿、高血圧、腎機能低下、低補体血症を伴うもの。
    プレドニンを4週間以上投与しても反応しないもの。
    糸球体腎炎
    急性糸球体腎炎で低補体血症が8週間以上、腎機能低下が2週間以上続く例。
    紫斑病性腎炎でネフローゼ、高血圧、腎機能低下が1g/㎡BSA/dayの蛋白尿を認めるもの。
    SLE
    急性腎不全
    腎移植-片腎の腎生検は通常禁忌であるが、移植後に関しては管理のうえで必須。
    禁忌
    絶対的禁忌  出血傾向のある時。片側腎(移植後以外)。化膿性腎疾患及び腎周囲膿瘍。
    相対的禁忌  出血の危険のある患者(高度の腎機能障害、高血圧)、腎の形態的異常(高度の水腎症、のう胞性腎疾患)などは開放性腎生検の方が安全である。ま...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。