レポートの定義

閲覧数9,534
ダウンロード数7
履歴確認

    • ページ数 : 1ページ
    • 全体公開

    資料の原本内容

    1)レポートとは   レポートは報告(書)、記録、議事録あるいは報道などと訳されますが、私たちが日常的に使用する意味においては、何かについて考察したことを書きしるした文書に使われます。 レポートは、報告書と似ていますが、営業報告書や議事録などは通常 ”レポート”という言葉を使わないことから、事実をしるすことを主たる目的とする場合が報告書で、事実や事象に関して調査結果や考察、所見など示すことを主たる目的として書く場合をレポートと称していると考えられます。また、報告書は基本的に上司や監督、管理者などへ提出するのが多いと思われますが、レポートの提出先は、そのような限定はあまりありません。 このような見地からレポートとは、ある事象について自身で調査、考察したことを上司などに限定されない誰かに示す目的で書かれた文書と定義します。   
    2)レポートを書く際、留意すべきことは以下のとおりです。   1.レポートの読み手を意識して書く。 レポートによっては、専門知識が必要であったり、その事象に対する背景(バックグラウンド)を知っていないとレポートの内容が理解できないことが多々あります。専門性の高いレポートの場合、読む人がどのような人か考慮して、専門用語を避けるべきか、解説を入れるだけでよいのか、など読み手を常に意識して書く必要があります。レポートの内容を読み手に完全に理解させるのが最も大切なことです。   2.自身の考察の結果を必ず書き、その意見や結論に達した根拠を明確にする。 レポートは、自身の考察により何らかの結論を示す文書ですから、当然、自身で考えたことを書く必要があります。その際、その意見や結論に至った根拠や証拠、事実、引用資料等を指し示して、読み手にその意見や結論に論理的飛躍がないかの検証が可能にするのが良いでしょう。また、推測や予想はそのことを事実と混同しないようにしましょう。   3.合理的かつ論理的な思考過程に基づき書く。 レポートを作成する際は、事実や証拠などを一つ一つ検討して、それから最終的に自身の考察の結果を導き出していきます。その思考過程に論理性があり、矛盾がないと読み手に確認できる文章構成を心がけましょう。また、全てが事実や根拠のあることだけで考察が完了することは少ないので、推測や予想をその中に織り込むことがあります。その場合は、その推測が合理的であることを明確にするか、条件により場合分けして結論を導くようにしましょう。

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。