ADSLとFTTH

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    資料紹介

    ADSLとは電話の音声を伝えるのには使わない高い周波数帯を使ってデータ通信を行なう、xDSL技術の一種。一般電話に使われている1対の電話線を使って通信する。「非対称(asymmetric)」の名の通り、ダウンロードに使う電話局→利用者方向(下り)の通信速度が1.5〜12Mbps、アップロードに使う利用者→電話局方向(上り)の通信速度は0.5〜1Mbps程度と、通信方向によって最高速度が違っている。最近のADSLの最高速度は下りで50 Mbps、上りで5Mbpsにもなる。ADSLが使っている周波数帯は電気信号の劣化が激しいため、実際の通信速度は回線の距離や質に大きく影響される。...
    光ファイバーとはガラスやプラスチックの細い繊維でできている、光を通す通信ケーブルのことである。非常に高い純度のガラスやプラスチックが使われており、光をスムーズに通せる構造になっている。この光伝送用の光ファイバーケーブルを利用し、半導体レーザーやLEDなどの光を伝達することで、高速/大容量のデータ転送を可能にする。
    光ファイバーは高速常時接続インターネットサービスの中でも、最も高速な通信能力を持つ。これまでもその高速性からほとんどの大手通信業者の基幹回線として利用されてきている。ほかにも高速/大容量のデータ転送が可能なことから、電話網の基幹回線やケーブルTV用回線などとして広く利用されている。
    ....FTTHの通信速度は最高100Mbpsで、ADSLとの違いは上りも下りも同じ速度で通信が行うことができるということである。100Mbpsという速度は実にISDNの1500倍である。光ファイバーで実現できる通信速度は従来のメタルケーブルと比べて段違いに速く、既に研究室レベルでは1Tbps(1000Gbps)以上の転送速度を実現した例が報告されているほか、さらなる高速化を目指した研究が盛んになっている。...

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    ADSLとFTTH
    はじめに
     インターネットが普及した当時に使われていた電話回線によるダイアルアップ接続、いわゆるアナログ回線やISDNが、現在はナローバンドと呼ばれている。ナローバンドとは128kbps以下の速度を持つ「低速な」通信回線のことを指し、高速通信化が進む中で過疎化しているのが現状である。
    ブロードバンドは500kbps以上の通信回線のことを言う。高速な通信回線の普及によって実現される次世代のコンピュータネットワークと、その上で提供される大容量のデータを活用した新たなサービスのことである。本レポートでは現在最も普及率の高いADSLと今後普及が予測されるFTTHについて述べる。
    ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)
     ADSLとは電話の音声を伝えるのには使わない高い周波数帯を使ってデータ通信を行なう、xDSL技術の一種。一般電話に使われている1対の電話線を使って通信する。「非対称(asymmetric)」の名の通り、ダウンロードに使う電話局→利用者方向(下り)の通信速度が1.5~12Mbps、アップロードに使う利用者→電話局方向(...

    コメント1件

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    技術の概要がしっかりと書かれていたと思います。
    また考察もしっかりされていました。
    2005/12/18 21:15 (18年4ヶ月前)

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