教師論1

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    1.ルソーの教育思想と教育活動の特徴
     ルソーは1712年スイス・ジュネーブの旧市街で生まれたが、生後まもなく母親は他界した。16歳でジュネーブを離れ、その後ヴぁランス夫人に預けられるが、このときの経験が後の彼の思想形成に大きな影響を与えることになる。ルソーは33歳の時に、パリで生涯の伴侶テレーズと知り合ったが、生まれた5人の子どもを養育院に預けてしまった。彼の代表作である『エミール』(1762年刊)は、ルソー自身が自分の子どもを育てることができなかった自責から執筆したと言われている。この『エミール』発刊と同時に、パリ高等法院の弾劾によって焚書となり、ルソーは逮捕状が出され、終生追われる身となり、1794年66歳でその生涯を閉じた。
    ルソーの教育目的は、「自然人」を育成することである。「自然人」が教育の目的であるルソーの教育観のなかには、人間は元来性善であるという思想が含まれている。「自然人」とは、自己の理性の吟味判断によって何事も決定する人間のことである。したがって、自然人とは新しい近代的市民社会の人間のあるべき姿であり、それは主体的人間でなくてはならないのである。ルソーの教育は、近...

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