現代教職論

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     日本は教育大国となったが,同時に受験戦争,登校拒否,荒れる学校,学級崩壊等,多くの教育問題が発生している。激動する社会,急変する教育界において,教師の果たす役割は重要なものとなっている。これを「養成」「採用」「研修」の面から述べてみる。
     まず、養成の面からであるが、文部省は,昭和63年に教育職員免許法の改正を行った。これは,教員の資質の向上,特に教員の生徒理解と,生徒指導力の向上を図ろうというものであった。この改正に対して,「教員の資質とは,知識や科目単位の増強のみでは解決できない,むしろ教員の人間性を重視すべきである」との批判が出された。これは教員資質が,高い学力のみでは十分ではないことを意味している。教育場面は対人援助が殆どであることからすると,豊かな人間性を持ち備え,子ども個々の持つ教育的ニーズに対し,丁寧に対応できる資質能力が求められていると言える。具体的には、免許制度と免許基準の引き上げである。従来は、「一級」と「二級」の免許制であったが、改正以後は「専修」「一種」「二種」の三段階制になった。    
    大学での免許取得に関しては教職に関する科目が増加し、履修単位も大幅に増...

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