デートDV

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    資料紹介

    DV(ドメスティック・バイオレンス)というのは、親密な関係にあるパートナーに対してふるわれるからだ心への暴力のことである。これは決しておとなだけの問題ではない。
    若者たちの間ではセックスしたとたん、身体的、精神的、性的なさまざまな形で暴力行為が始まったり、本格的になったりすることがある。そのような暴力を「デートDV」と呼ぶ。DVもデートDVも人権侵害にあたる行為であり犯罪だ。好きになった大切な人を深く傷つけ、二人の関係を破壊する行為だ。しかし、愛しているから、愛されているからと考えるため、暴力をふるうほうもふるわれるほうも、それが暴力であるということになかなか気づけない。被害者は暴力のある関係からなかなか逃げ出せないし、別れようとすると暴力が激しくなる。被害者は、本来信頼すべきパートナーから暴力を受けたことにより、けがや骨折などを負ったり、長い間のストレスで体調不良になるなど、心身ともに非常に傷ついている。暴力に打ちのめされることで、恐怖を感じて加害者から逃げることができないことが多くある。
    また、加害者から逃げることは、これまでの地域の中で築きあげてきた関係や、大切なもの、自分を支えてきた価値観までをも捨てていくことになるから、その喪失感や、被害者である自分がなぜ出て行かなくてはならないのかというやりきれない気持ちがあり、なかなか逃げられないことも多い。さらに、暴力の原因が自分にあるのではと自分を責めてしまったり、多少の暴力はしかたがないものだとあきらめてしまう被害者もいる。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

     私はデートDVについて述べる。
     DV(ドメスティック・バイオレンス)というのは、親密な関係にあるパートナーに対してふるわれるからだ心への暴力のことである。これは決しておとなだけの問題ではない。若者たちの間ではセックスしたとたん、身体的、精神的、性的なさまざまな形で暴力行為が始まったり、本格的になったりすることがある。そのような暴力を「デートDV」と呼ぶ。DVもデートDVも人権侵害にあたる行為であり犯罪だ。好きになった大切な人を深く傷つけ、二人の関係を破壊する行為だ。しかし、愛しているから、愛されているからと考えるため、暴力をふるうほうもふるわれるほうも、それが暴力であるということになかなか気づけない。被害者は暴力のある関係からなかなか逃げ出せないし、別れようとすると暴力が激しくなる。被害者は、本来信頼すべきパートナーから暴力を受けたことにより、けがや骨折などを負ったり、長い間のストレスで体調不良になるなど、心身ともに非常に傷ついている。暴力に打ちのめされることで、恐怖を感じて加害者から逃げることができないことが多くある。
    また、加害者から逃げることは、これまでの地域の中で築きあげて...

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