明星大学 PB1012国語2単位目(2025年作成)の合格レポートです
1.はじめに書写学習について考えたい。書写学習とは文字を正しく整えて書くことに必要な方法を理解し、それを生かして色々な文字を書くことである。あらゆる文字を正しく整えて書くための基礎・基本を習得し社会生活に生かす学習である。それに対して「習字」とは手本になる文字に従い、繰り返し練習する学習である。書写は文字や文を書き写すという意味であり、国語科の授業の中でも行われる日常的な学習である。正しく整えて書くことの原則を「知る」「見る」「書く」「確かめる」などの活動を繰り返し深く学び、書くことの原理原則を習得するものである。
2.次に書写指導の取り扱いについて述べる。文字を正しく整えて書くことができるようにするとともに、書写の能力を学習や生活に役立てる態度を育てるよう配慮する。正しい姿勢で書く、筆記具の正しい使い方をはじめに指導する。そして点画の書き方、文字の形に注意しながら書き順を確認し、点画相互の接し方や交わり方、長短や方向などに注意し正しく丁寧に書くことが大切である。また、硬筆を使用する書写の指導は各学年で行う。毛筆を使用する書写の指導は第3学年以上の各学年で行い、各学年年間30単位時間程...