2021年度版の生物学実験レポートです。
本レポートを参考に自身の記述を織り交ぜてご利用いただけると幸いです。 ※内容の丸写しは絶対にお控えください
1. 目的
コンピュータソフトを用いることで各種遺伝の交配実験を行い、遺伝の法則について
学ぶ。
2. 原理
2.1 分離の法則
メンデルの第一法則とも呼ばれ、メンデルの遺伝法則の中で最も重要な法則。
(1)
対立遺伝子は変化せず配偶子の形成に際して、1:1 に分離し、雌性又は雄性の配偶子
に伝達される。それにより、ヘテロ接合体 F1 同士を掛け合わせた F2 の遺伝子型は、
AA:Aa:aa=1:2:1 でかつ表現型は優性:劣性=3:1 の割合になる。
2.2 独立の法則
メンデルの第二法則。
(2)
ヘテロ接合体 F1同士の掛け合わせでは、各形質の対が独立に分離する。
つまり表現型が 2 つあるとき、F1では AB:Ab:aB:ab=1:1:1:1 であるのに対し、
F2は AB:Ab:aB:ab=9:3:3:1 の割合になる。
2.3 補足遺伝子
2 つの遺伝子が共存することで新たな形質が現れる、または優性形質が現れるとき、
この 2 つの遺伝子を補足遺伝子と呼ぶ。例えばハツカネズミの毛の色で、遺伝子 C、
遺伝子 G は単独で働くとそれぞれ黒色と白色を現す..