【無料公開】刑法事例演習教材(第3版)設問50 夜の店Yの悲劇

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    資料紹介

    刑法事例演習教材(第3版)で新たに追加された設問の答案例です。今後、ブラッシュアップを予定しております。

    資料の原本内容( テキストデータ全体をみる )

    第1 甲及び丙の罪責
    1.同時傷害の特例の適用可否
    (1)問題の所在
     ア.問題となる事実関係
     Aは、頭部の打撲傷を原因とする硬膜下血腫による脳腫脹により死亡している。しかし、第1現場におけるAの頭部に対する甲の暴行も、第2現場におけるAの頭部に対する丙の暴行も、Aの脳腫脹の原因である硬膜下血腫を生じさせ得る危険性のある暴行であったが、どちらの暴行が硬膜下血腫を生じさせたのかは不明である。また、第2現場におけるAの頭部に対する丙の暴行について、甲・乙・丙・丁の間に共謀の成立は認められない。そうすると、甲及び丙は、Aの死亡結果について責任を負わないだけでなく、傷害結果についても責任を負わないことになる。
     イ.問題提起
     そこで、甲及び丙の暴行に対して同時傷害の特例(刑法207条)を適用し、甲及び丙にAに生じた硬膜下血腫という傷害結果について責任を負わせることができるかが問題となる。
    なお、Aの腹部に対する甲乃至丁の各暴行とこれによって生じた打撲傷は、Aの脳腫脹の発生及び進行に影響はないため、Aの頭部に暴行を加えていない乙及び丙は、上記責任を負わない。
    (2)判断枠組み-同時傷害の特例..

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