【無料公開】刑法事例演習教材(第3版)設問51 けんかをやめて 二人をとめて

閲覧数329
ダウンロード数0
履歴確認

    • ページ数 : 6ページ
    • 全体公開

    資料紹介

    刑法事例演習教材(第3版)で新たに追加された設問の答案例です。今後、ブラッシュアップを予定しております。

    資料の原本内容( テキストデータ全体をみる )

    第1 [標準設例]における甲の罪責
    1.検討する罪責
     甲がAの右脇腹を包丁で2回強く突き刺した結果、Aを出血多量による死亡に至らしめた行為(以下、「本件行為」という)について、殺人罪(199条)が成立するか。
    2.構成要件該当性
    (1)殺人罪の実行行為性
     殺人罪の実行行為性は、死亡結果の現実的危険性を有する行為と評価できる場合に認められる。
    甲の行った本件行為は、人体の枢要部である脇腹に対し、殺傷能力の高い包丁を用いた、より深刻な創傷を生じさせる突き刺す方法を、2回も行っているので、死亡結果の現実的危険性が高い行為と評価できる。
     したがって、本件行為は殺人罪の実行行為に該当する。
    なお、本件行為によってAが死亡したことは明らかなので、本件行為とAの死亡結果との間に因果関係も認められる。
    (2)殺人罪の故意
     甲は、Aの右脇腹を包丁で2回も強く突き刺す事実を認識しており、また、Aに対して以前から反感を募らせていたことから、甲に殺人罪の認識・認容があるといえる。
     したがって、甲には殺人罪の故意が認められる。
     以上より、本件行為に殺人罪の構成要件該当性が認められる。
    3.正当防衛の..

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。