フランス文学概説 クレーヴの奥方について

閲覧数306
ダウンロード数0
履歴確認

    • ページ数 : 5ページ
    • 会員990円 | 非会員1,188円

    資料紹介

    教科書の解説を踏まえて、「クレーヴの奥方」を読んで論じる。 
    この資料の全面コピーandペーストを禁止します。あくまで参考程度にご使用ください

    資料の原本内容( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    1
    フランス文学概説 2019 年度
    1.はじめに
    「クレーヴの奥方」は、17 世紀、ルイ 14 世統治下のフランスにおいてラ・ファイエット夫人が刊行した
    恋愛小説である。私は本作を読んで、「なぜ奥方はクレーヴ公を愛さないのか?」という疑問が浮かんでき
    た。
    本作の主な登場人物の恋愛感情は、それを阻害する何らかの障害なしには発生、持続しえないものとして
    描かれている。本論では、この作品においてクレーヴ夫人、クレーヴ公、そしてヌムール公の三人の恋愛に
    立ちはだかる「障壁」について考察する。
    2.主な登場人物とその恋の障壁
    2.1.クレーヴ夫人
    クレーヴ夫人の恋の相手は、夫であるクレーヴ公ではなくヌムール公である。よってヌムール公への恋に
    身をゆだねてしまえば、まず夫を裏切ることになってしまう。一般的な不倫恋愛を考えればクレーヴ夫人の
    恋愛の障壁は夫なのだが、夫人の恋にはそれ以外にも障壁がある。
    シャルトル嬢(=クレーヴ夫人)は、16 歳でパリ社交界へデビューするまで、母であるシャルトル夫人か
    ら熱心な教育を受けて育ってきた。その教育の最大の特徴は、娘を色恋沙汰から遠ざける..

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。