合格レポート 日本大学通信教育部 哲学基礎購読分冊2 2019年~2022年度

閲覧数3,336
ダウンロード数23
履歴確認

    • ページ数 : 6ページ
    • 会員2,200円 | 非会員2,640円

    資料紹介

    教科書所収アルノー、二コル共著「論理学、別名思考の技法」(分冊2)第四部で扱われる人間的出来事の認識に関する諸規則を詳述せよ。尚、論述にあたっては学的認識との違いを必ず説明するようにしてください。
     
     講評A
    人間的出来事の諸規則について、学的知識と信頼による知識を比較しながら、目配り良くまとめられてあり、課題にこたえたリポートとなっています。ただ、共通事情と特殊事情のような抽象的な事象については、具体例を挙げるなどの工夫が欲しかったように思われます。また、4頁目の記載にあるように、「人間の出来事」についての理解にあいまいな部分が見られます。何が人間的な出来事であるとされているのか、重要なことであり、解説文だけでなく本文にも目配りして確認するとよいでしょう。最後になってあいまいな起債が見られるのが惜しまれます。
     
    出典:哲学基礎購読 宮原琢磨

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    1
    教科書所収アルノー、二コル共著「論理学、
    別名思考の技法」で扱われる、人間的出来事
    の認識に関する諸規則を学的認識との違いを
    明 ら か に し て 詳 述 す る 。
    人間的出来事と学的認識との相違点を明確
    にし、出来事認識の諸規則について述べるた
    め、双方の理性の働きにおける相違点・出来
    事認識の5つの規則と例外・限界について述
    べ る 。
    まず、知識を大別すると自明的に知られて
    いるものと、自明的に知られていなく納得す
    る理由を必要とするもの、の2種類がある。
    前者は、知的直観により認識されるもので、
    後者は理解するために何らかの動機が必要で
    ある。動機は権威と論拠の2種類に分けられ
    る。示されたものが権威であれば信念といい、
    論拠であれば真なる論拠による知識と確信さ
    れない論拠に分けられる。前者は学的知識と
    呼ばれる。学的知識は、より長い時間をかけ
    たより正しい意思の傾注と、より堅固な確信
    2
    と、より生き生きとしておりさらによりよく
    行き届いた明証性とによって、他の知識と区
    分される論証知である。反対に、論拠が完全
    な確信...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。