【日大通信】心理学 分冊1

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    資料紹介

    【日大通信】心理学 分冊1
    日大通信 心理学リポート分冊1の合格リポートです。
    リポートを書く際の参考・資料等にお使い頂き、内容の丸写しはやめてください。

    課題:人間発達のしくみについて説明しなさい。また、発達段階(乳児期〜老年期)の特徴について、具体例をあげて述べなさい。
    キーワード:動物と人間、初期経験と臨界期、発達の原理、発達段階

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

     人間発達のしくみを考える上で、動物と人間を個体発生という観点で比較すると、それは大きく異なっている。スイスの動物学者ポルトマンによると、哺乳類を留巣性と離巣性に分けた場合、イヌやウサギなどの留巣性の動物は妊娠期間が短く、多産で、親とかなり異なる体型で生まれ、親の保護がないと生きるのが難しい。一方、ウマやウシなど離巣性の動物は、妊娠期間が長く、原則として1個体を出産し、身体つきも親と似ていて、誕生すると間もなく親のあとを追って歩き出す。人間の場合は妊娠期間が長く、親は原則的に1個体を出産するが、身体のバランス等は親のそれとは異なり、親の保護がなければ生きることができない。ポルトマンは、人間の誕生が他の動物と比べて1年間の早産であると考え、二次的留巣性と名付けた。これは、生後の1年間は母体の中と同じような環境が必要なことを意味しており、子どもの養育がいかに重要であるかが分かる。

     人間発達において、初期経験と臨界期にも注意が必要である。カルガモのひな鳥を例にすると、大きな鳥を最初から親だと認知するのではなく、生後間もない時期に見た「動く大きな対象」を親鳥だと認知するという。このように、...

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