<歴史学日大通信MA最終試験>②トルコにおける世俗化とイスラームの相克

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    課題:トルコにおける世俗化とイスラームの相克について説明しなさい。
    トルコ共和国は、我が国日本との友好関係125年を築き、運命的な交友関係のある親日国であるが、信仰宗教
    の9割以上が日本とは遠縁のイスラーム教徒の国でもある。ともなれば、イスラームの根幹でもある「六信五行」
    に基づき、本来女性はスカーフで肌を隠し、男性はターバン、そして娯楽や遊興は法度、飲酒や豚肉等、一部食材
    の飲食の禁止、その他の主な中東の国と同様に厳しい戒律を遵守しているイメージだが、実際には欧米の国を思わ
    せるような自由なファッションや繁華街、昼夜の外出外泊も自由、そんな店舗出店規制も緩い。他の一部の中東国
    のような宗教間・宗派間の対立、それに纏わる混乱も殆ど無く、旅行先でも定評があり、まさに「イスラームらし
    くないイスラーム教徒の国」と称される。そこには、トルコ共和国が宗教国家ではなく、民主的で「世俗的」な社
    会的法治国家(憲法3条)であり、かつ、この「世俗国家」の原則は不変(憲法4条)であると宣言、政治と宗教
    を分離したからだ。分離の背景はいかなるものであったのだろうか?
    まず政教分離推進は、トルコ共和国建...

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