佛教大学 Z1308 教科教育法2 第2設題 A評価

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    資料紹介

    佛教大学Z1308「教科教育法国語2」の第2設題レポートです。 A評価もらっています。レポートを書かれる際の助けになりますように。

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    『伊勢物語』の読解単元の構想
     歌物語『伊勢物語』の二十三段「筒井筒」と二十四段の「梓弓」を比較しながら、それぞれの物語を分析したい。その後、二つの物語を比べて読み、「伝統的な言語文化」としての古典だけでなく、「女性」をめぐる語りを読み直し、内在された思想を捉え直す。そして、高校生に「女性」に関する言説を理解させていく学習を構想する。
    一、『伊勢物語』とは
     二十五の歌物語があり、その多くが「昔、男ありけり。」の書き出しで始まっている。在原業平と思われる主人公の初冠から臨終までを描いている。和歌を中心とする各章段はそれぞれ独立しており、業平以外の人物についての章段もある。大部分は男女の愛情を描いており、心を打つ内容が多い。和歌と物語が密接に関係した展開になっている。
     表現方法は簡潔な和文体で書かれている。人物に関する詳細は省略されており、和歌の読まれた状況で読者が想像でき、物語を楽しめるように工夫がされている。現存する最古の歌物語として高校生が「伝統的な言語文化」を学ぶ最良の教材である。
     
    二、「筒井筒」と「梓弓」、物語の比較
     二十三段「筒井筒」と二十四段の「梓弓」に書かれたこの...

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