国語学概論 課題1

閲覧数2,083
ダウンロード数6
履歴確認

    • ページ数 : 6ページ
    • 会員660円 | 非会員792円

    資料紹介

    合格済レポート例:課題1
    要点をしぼって具体例を挙げながら分かりやすくまとめております。
    参考文献:伊坂淳一著『ここからはじまる日本語学』ひつじ書房
    (1997)

    タグ

    問題比較自然国語考察意味方法自分循環

    代表キーワード

    国語学概論国語

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    語義をとらえる場合、ある語の意味を単独でとらえるのは難しいため、類義語相互を比較するという方法がとられる。二語(以上)を比較する目的は、両語の使い分けの条件を発見することにある。そのための有力な方法として、適当な文脈の中に置いた場合の、文としての適否を判断する、すなわち、それらの語の使用の可否についての差異を見つけるという方法がある。以下に具体的な例を二つ示して説明する。

     一つ目に「ニギル」と「ツカム」について考察する。まず、国語辞典(山口明穂・和田利政・池田和臣『旺文社 国語辞典(第十一版)』2013以下同)を参照に、それぞれの意味を調べてみる。ここで問題とするのは明示的意味であるので、「実権をにぎる。」や「こつをつかむ。」のような比喩的な転義の用法は、省くこととする。ニギルは「①手の五本の指を内側へ曲げる。②曲げた指と手のひらとの中に、物を離さないように持つ。」とあり、ツカムは「①物を手の中に入れて持つ。握る。」とある。上記より、ニギルとツカムの共通の意味は、「対象となる物を手で持ち、保つこと」であると考えられる。この前提のもとで、それぞれの語を同じ文脈上に入れて比較してみる。...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。