Z1001 日本国憲法 第1設題レポート 2015 A判定

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    資料紹介

    2015年度版「日本国憲法」のA判定レポートです。
    所見「設題の意味を十分把握しており、テキストの内容をよく理解している、纏ったレポートです。」

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    第1設題「法の下の平等について」
    第1章:法の下の平等とは
     人権思想は平等思想でもあるが、同時に個人の自由の了承でもある。自由と平等は人権思想の根底にある個人主義哲学の盾の両面である。
    ジョン・ロックの「自然状態」論がそうしたように、政府が存在せず、誰も他人の支配に服従する義務がない状態を想像してみれば、そこでは各人はお互いに自由=平等なはずである。ところが人間社会の現実では、自由と平等とは鋭い緊張関係に立つ。
    日本国憲法は基本的人権の保障を謳い、さまざまな自由を権利として保護するとともに「法の下の平等」も保障する。憲法は自由と平等とのバランスを求めている。
    人々を平等に扱う方法とは、伝統的な学説では、法的平等とは機会の平等である。
    例えば、高校の卒業証書を持つ者は性別・財産・年齢・宗教などに関係なく希望すれば誰でも、どの大学でも受験することできる。これが機会の平等である。しかし、受けたい人は誰でも受験できるが、実際には学費が払えなくて大学進学を諦める人が昔は少なくなかった。それでも「機会の平等」説によれば、憲法は平等の理念を実現していることになる。
    これに対して、機会の平等を本当に...

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