国文学概論 分冊2 H25-26年度課題

閲覧数2,498
ダウンロード数31
履歴確認

    • ページ数 : 2ページ
    • 会員660円 | 非会員792円

    資料紹介

    【日大通教】国文学概論 分冊2 H25-26年度課題 合格リポート

    〈明治・大正期の文学作品の中から一つを選び、それを熟読・分析する中から、次の課題のいずれかに答えなさい。〉
    ②「男」と「女」とが、どのように書かれるかを見て、「文学」の役割について考察しなさい。

    「丁寧に分析考察している」との講評をいただきました。
    キーワード使用しています。参考文献記載しています。拙い文ではありますが、参考用としてお使いください。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    国文学概論 分冊二

    明治・大正期の文学作品の中から一つを選び、それを熟読・分析する中から、次の課題のいずれかに答えなさい。

    ②「男」と「女」とが、どのように書かれるかを見て、「文学」の役割について考察しなさい。

    〈キーワード〉①メディア ②時代思潮 ③作家の環境 ④作品の構造 ⑤政治と文学
    日清戦争(明治二七~二八)から日露戦争(明治三七~三八)に至る十年間の時代思潮は、資本主義が本格的な発展期に入ると同時に、その矛盾を露呈しはじめた時期である。本論では、この明治期の文学作品の中から、樋口一葉の「にごりえ」(明治二八)を選び、物語の男女の描写から「文学」の役割について考察する。

    明治二十年代は、西洋思想の影響で女性を取りまく状況に変化がおこり、王朝文学以来、多くの女性作家が文壇に進出した時代である。この理由の一つには、明治初期を代表する福沢諭吉・中村正直ら啓蒙的な知識人たちが、日本の近代化に女性の地位向上の必要性が不可欠であると考え、雑誌やメディア等を使って説いたことがあげられる。このような時代背景の中で、日本最初の女性職業作家として登場したのが、「にごりえ」の作者樋口一葉であ...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。