日本経済史第1回(1)

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    設題(1)
    「大戦ブーム」と「反動恐慌」について論じなさい。
    明治維新から第一次世界大戦への過程、特に明治初期の殖産興業、日清、日露戦争が与えた日本の資本主義への影響を考えていく。
    政府は富国強兵をめざして殖産興業に力をそそぎ、近代産業の育成をはかるとともに、封建的制度の撤廃につとめ、近代産業の発展の基礎をかためた。政府は1870年に工部省を設け、佐渡・生野などの金属鉱山や高島・三池などの石炭鉱山を官営とした。軍部の近代化をはかる意味から東京・大阪の砲兵工廠や横須賀・長崎の造船所の拡充に力をいれた。さらに輸出の中心となっていた生糸の生産に力をいれ、群馬県に富岡製糸場を設けた。1873年に設立された内務省は製糸・紡績などの軽工業の分野で、官営模範工場をつうじて民間の機械制生産をうながした。そして1869年蝦夷地を北海道と改称して開拓使をおき、1874年には屯田兵制度を設けて開拓を行わせ、1876年には札幌農学校を開校した。
    交通・通信制度の整備にも力がそそがれた。交通では1872年東京・横浜間に官営の鉄道が開通した。また岩崎弥太郎の三菱会社に手厚い保護を与えて欧米資本の海運業に対抗させた...

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