社外取締役の受け入れや政治的な意思決定と組織業績の関係性

閲覧数1,151
ダウンロード数1
履歴確認

    • ページ数 : 3ページ
    • 会員660円 | 非会員792円

    資料紹介

    タグ

    経営経済マーケティング

    代表キーワード

    経営

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    序論

    本論文では、外部から役員を受け入れることがどのように組織業績に影響を与えているのかを考察する。また、その後政治的な意思決定がどのように組織業績を関連しているかについても扱うことにしよう。
    役員の受け入れと組織業績

     筆者らは取締役会の管理機能というよりも、環境との結節点を提供という機能に着目する。環境との関係性の管理をうまくできる企業は成功しやすく、それは適度な距離を保つことで達成される。例えば、社外取締役を受け入れすぎれば過度に制約され、少なすぎれば必要な支援を得ることができないのである。

     こうした企業業績と取締役の構造との関係性を考察する。そのために、まずは式7.6を参考に、望ましい取締役会構造を決定する。

     式7.6から導き出された社内取締役比率は望ましい比率であるため、その比率との乖離の大きさと、組織業績は負の相関をもつだろう。この仮説を検証するために、実際の社内社取締役比率と推定比率との差の絶対値をとり、①売上高純利益率と、②ROEとの回帰分析を行った。利益額や利益率は産業間で大きな違いがあるため、産業平均との差で標準化した。その結果、望ましい社内取締役比率と...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。