連続多数財リカードゥ・モデルの詳しい図説

閲覧数2,034
ダウンロード数2
履歴確認

    • ページ数 : 11ページ
    • 会員1,100円 | 非会員1,320円

    資料紹介

    連続多数財リカードゥ・モデルでは、ある2国の貿易について、無限個の財の貿易理論を考える。
    このモデルでは様々な要素が単純なモデルに組み込まれているので、分業=貿易を動学的に考える上で大いに有効性を発揮する。
    まず想定する2国が、どのような経済規模で貿易を行っているか考え、分業パターンがどのように決定されるかを見る。それはつまり比較優位財、比較中位財、比較劣位財の決定パターンをみることでもある。その後、それぞれの財について、労働賦存量や相対賃金、生産性…などの要因によってどのように輸出・輸入が変化するのかを、実際にモデルを使って検討する。
    また最後に、リカードゥ・モデルはとても簡略化されたモデルで、資本や労働の質など、細かい点はすべて「生産性」という言葉の中に含まれてしまっている。そこで、その「生産性」の中にはどのようなものが含まれているのかを検証する。
    2国2財リカードゥ・モデルでも明らかになったように、たいていどの国を取り上げてもその国の生産物には国際競争力の差がありました。この国際競争力を部門別にはっきりと数値化するため、労働単位コスト(労働投入係数×単位労働賃金)を計算して国際競争力を見てみる(『平成7年版経済経白書』)
    それぞれ部門ごとの為替相場を「均衡レート」と呼ぶ。
    この均衡レートが低ければ低いほど、国際競争力を持つことになる。
    1975年の時点で一次金属部門に注目。
    アメリカと同じだけの一次金属製品を作るときに、アメリカは1ドル、日本は190円払うときには価格競争力は均衡になるが、例えば同じ量を日本で150円で作れるようになると日本が比較優位になる・・・
    また、このときたとえ1ドル190円という為替相場であっても、一次金属部門ではアメリカ企業に対抗できる。
    逆に考えて、
    1975年の電気機械部門に注目。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    連続多数財リカードゥ・モデル
    連続多数財リカードゥ・モデルでは、ある2国の貿易について、無限個の財の貿易理論を考える。
    このモデルでは様々な要素が単純なモデルに組み込まれているので、分業=貿易を動学的に考える上で大いに有効性を発揮する。
    まず想定する2国が、どのような経済規模で貿易を行っているか考え、分業パターンがどのように決定されるかを見る。それはつまり比較優位財、比較中位財、比較劣位財の決定パターンをみることでもある。その後、それぞれの財について、労働賦存量や相対賃金、生産性…などの要因によってどのように輸出・輸入が変化するのかを、実際にモデルを使って検討する。
    また最後に、リカードゥ・モデルはとても簡略化されたモデルで、資本や労働の質など、細かい点はすべて「生産性」という言葉の中に含まれてしまっている。そこで、その「生産性」の中にはどのようなものが含まれているのかを検証する。
     2国多数財リカードゥ・モデル
    2国2財リカードゥ・モデルでも明らかになったように、たいていどの国を取り上げてもその国の生産物には国際競争力の差がありました。この国際競争力を部門別にはっきりと数値化するため...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。