レポートの書き方

作成:ハッピーキャンパス

1.はじめに

高校までとは違い、大学の授業では多くのレポートの課題が課されます。高校・大学入学式までの段階では、長い文章を書かされる課題というのは、感想文・小論文といった、与えられた問題に対して、ある程度、一定の形式で答えるものでした。これに対して、大学のレポートは、多くの場合、広いトピックの中から自分で対象を選んで研究し、その結果を報告・発表するという形式をとります。大学からの訓練は、社会に出てから種々の報告書を書く際にも役立ちます。大学でのレポート課題は、社会に出て文章を書くことと同じだと言えるぐらいではないかと考えております。

2.資料・文献を探す

問題意識のないレポートは、読んでいても張りがないし、筆者の気持ちも伝わって来ないものです。どのような課題設定をするかが、まずレポートの出来を左右すると言っても過言でもないかと判断されます。とくに、図書館の所蔵書誌はすべての学生の【共通財産】です。くれぐれも返却期限をオーバーし、ペナルティに泣くようなことのないよう注意してください。
図書館利用のルールをしっかり守って、気持ちよく利用しましょう。

3.参考文献

参考文献は全体評価の10%ぐらい占めます。参考文献はレポート全体の根拠を提供するところです。参考文献を使わず、全部自分の考えをまとめて書くのは無理です。それが現実なので、参考になった部分がありましたら、必ず参考文献を表示してください。参考文献を表示しない場合には、法律的に著作権違反行為になります。もちろん、大学のレポートでは、参考文献を表示されなくても問題はありませんが、できれば明らかにしてください。
その際には、筆者・編者・訳者・書名・出版社名・出版年は必ず明記することが必要です。
引用した場合は、ページなども入れることが求められます。総計・資料を利用したり、表や図を転用する時にも、出所を明示することが必要です。また、何からのホームページを参照したり、そこから引用した場合には、URLとページを開いた年月日を明記することが必要です。

4.レポートの作成

(1)序論・本論・結論

どの文書でも、「起-承-転-結」という原則はあります。レポートにも、 「序論→本論→結論」があり、これはレポートの作成として一番重要なポイントです。レポートを書く場合、序論や結論には一つの段落をあてます。本論は、論理にしたがっていくつかの段落に分かれます。200字程度をメドに改行をして、段落を作っていきます。一つの段落には一つの主題があります。ですから、小見出しをつけ、それを並べていくと、全体の論旨につながりが見えてくるはずです。

(2)序論の役割

序論では、まず、「どのようなテーマを扱うのか」、「そのテーマを取り上げることの重要性は何か」、「何を明らかにするのか」、「どのような問題意識を持っているのか」を明確にすることが大切です。そして、読み手に興味を抱かせ、「中身を読んでみたい」と思わせなければなりません。そのために、身近な問題から説きおこしたり、誰もが知っていることから始めたりします。 つまり、そのレポートで何を取り上げるのか、どの範囲で論じるのか、なぜそのテーマを扱うのか、を最初に示さないと、全体の内容が曖味になります。序論の印象でレポート全体の評価が決まるといっても過言ではありません。

(3)本論の展開

先生がレポートを見る時には、まず編集状態をチェックします。分段と分段がよく仕分けされて内容の展開が明確か確認するようになります。分段がどこで始まり、どこで終わるのか分からないと、見る価値はないと判断します。そして、論理的な文章を書くには、「正確で分かりやすい」、これがキーポイントです。

(4)結論

本論で展開したことを簡潔にまとめてください。そして、解答を出し切れなかった疑問、取り上げなかったが将来の課題としたい問題を明らかにしてください。

5.終わりに

今すぐ立派なレポートを書くのは、難しいと思います。しかし、たくさんの本を読みながら勉強すると、その中で重要な文は何なのか、良い文は何なのか見つけられると思います。 何卒ハッピーキャンパスを利用しながら、こちらの説明文「レポートの書き方」を念頭において、現在ハッピーキャンパスにある資料より、もっと立派なレポートを作成してください。

参考文献

1. 清水幾太郎「論文の書き方」岩波新書、1956年
2. 斉藤 孝「増補 学術論文の技法」日本エディタースクール出版会、1988年
3. 江川 純「レポート・小論文の書き方」日経文庫、1988年

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