尿路結石症

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    ☆尿 路 結 石 症☆
     尿路中の結石によって引きおこされる疾患を総称して,尿路結石症という(図5-24)。結石の介在部位により,それぞれ腎結石,尿管結石、膀胱結石、尿道結石とよぶ。
     腎結石と尿管結石を上部尿路結石,膀胱結石と尿道結石を下部尿路結石という。また,尿流停滞や尿路感染症が存在するために生じた結石を二次性結石とよび、それらの原因のない一次性結石と区別することがある。
     なお,尿路結石症のなかには,疼痛,重症尿路感染症あるいは腎後性腎不全を呈し、緊急処置を要する例がある。とくに疼痛は、いわゆる「急性腹症」の原因としてつねに考えておく必要がある。
    ●疫学
     30~40代の罹患率が最も高く、20~50代が大半を占める。性差は2~3:1で男性に多く、下部尿路結石ではその差は6:1となる。
    ●結石の成分
     シュウ酸カルシウム、リン酸カルシウムの単独または混合のいわゆるカルシウム含有結石が最も多く、全休の70~80%を占める 感染尿と関連の深い結石としてリン酸マグネシウムーアンモニウム結石がある。尿酸結石、尿酸塩結石は,わが国でもその頻度が欧米並みに高くなりつつある。シスチン結石は全体...

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